浅草よりもおススメな東京の見所!リアルな日本の下町「柴又」観光
今回は、東京の隠れ下町スポット「柴又」をご紹介します。
東京には、渋谷や新宿、原宿などの今どきの観光地と対を成した、歴史感じる素敵な下町が今でもたくさん存在します。
しかし、それら下町は海外ではあまり有名でないこともしばしば。
既に浅草に行ったことのある人は、ぜひ今回の記事を参考に、柴又に足を運んでみてください。また1つ東京のお気に入り観光地が見つかることでしょう。写真:flickr
柴又は「寅さん」の舞台
柴又は、日本の国民的テレビドラマ/映画の『男はつらいよ』の舞台としてとても有名な地。
テキ屋の寅さんが、柴又を中心に様々な場所で ”マドンナ” に出会い、恋愛や騒動を繰り広げる喜劇。
1969年から1995年まで、26年もの長い間放映され、今でも日本国民に愛され続けている超人気シリーズです。
タイトル写真にあるように、駅前には寅さんの銅像が佇んでいます。
写真:flickr
お寺に続く商店街には、古くからあるお店が連なっていて、今でも昭和の雰囲気が残ります。まさに昔の日本にタイムスリップしたみたい!
浅草などの有名観光地は、少しずつ観光客向けに変化してきているのも事実です。より『ありのまま』の日本を体験できるのが、柴又の良いところだと筆者は思います。
アクセス:京成金町線柴又駅(山手線日暮里駅から約30分)、地図
柴又の歴史感じるおススメ観光スポット2
1.山本亭
山本亭は、大正時代に建てられた、和洋折衷が見どころの建造物。日本の建築様式に、洋風の建築様式を組み合わせるのが大正時代の富裕層の間ではトレンドでした。ここに来れば、お金持ちの気分に浸れるかも…?
筆者が訪れた時は、ちょうど日本の婚礼衣装を着たご夫婦の写真撮影が行われていました。運が良ければあなたもそういった場面に遭遇できるかもしれません。
また、お部屋の中から美しい日本庭園を眺めることができるのもポイントなのでお忘れなく。
山本亭公式サイト(アクセス):http://www.katsushika-kanko.com、地図
2.ハイカラ横丁
目の前に広がるたくさんのお菓子。多過ぎてどれを買おうかなかなか決められません…!
これだけたくさんの品揃えの駄菓子店は今では珍しいです。
お菓子一つの価格は100円以下のものもあり、とってもリーズナブル。しかも一つ一つが比較的小さいので、色々な種類のお菓子が楽しめることでしょう。
アクセス:地図
柴又のおススメスイーツ3
1.お抹茶と練り切り
先ほどご紹介した山本亭では、お抹茶と練り切りをいただくことができます。
練り切りとは、白あんを主原料にしたもので、お花など、季節のモチーフを取り入れた見た目も美しい和菓子です。
筆者は春に訪れましたので、桜の練り切りをいただくことができました!
練り切りのほんのりとした甘さと、お抹茶の苦味がよく合うんです…!
山本亭の美しい日本庭園を眺めながら一息ついてみてはいかがでしょうか?
2.みたらしだんご
帝釈天参道を通るとお団子屋さんがたくさん目につきます。筆者のオススメは、ズバリみたらしだんごです!
みたらしとは、だんごを焦げ目がつくまで焼いて、砂糖と醤油のあんに絡めたもの。
外国人は普通、スイーツというと甘いものを連想しますが、少ししょっぱいのが最高で、病み付きになる人続出の日本の味です!
3.草だんご
柴又は草だんごも有名で、色々なお店で売られています。
串に刺してあったり、その場で丸めて上にあんこをのせてくれたりと、種類も様々です。
どうしてこんなに鮮やかな緑なの?と思った方、それは「よもぎ」と呼ばれる日本のハーブの一種を使っているから。
別名『餅草』と呼ばれるほど、日本ではお餅やおだんごによく入れるハーブです。
ただ、ハーブといっても強い香りなどはせず、苦味も全くありません。
誰でも食べやすい味で、あんことのコラボが最高の草だんご。他の国ではなかなか食べられない、まさに日本の食べ物です。
日本の国民的人気シリーズ『男はつらいよ』が生まれた柴又には、昔ながらの日本の良さがぎゅっと詰まっています。
今の日本だけではなく、昔の日本を体験してみたいなら、是非柴又を訪れてみてください。
東京観光の合間で寄れますし、渋谷、新宿、原宿、そして浅草ともまた違った、日本のリアルな生活を垣間見れることでしょう。