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Goin’ Japanesque!

アニメ映画「秒速5センチメートル」― 新海誠(君の名は)を一躍有名にしたその内容とは!?

2016年に世界中で大大大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」。

日本では、アニメファンだけでなくその他大勢の人を巻き込み、社会現象にまで発展した非常に珍しいアニメとなりました。

「君の名は。」の監督は「新海誠」。

そんな彼の存在が世間に認知された最初の作品が、今回ご紹介する「秒速5センチメートル」です。

 

あらすじ

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主人公「遠野貴樹(とおの たかき)」とヒロイン「篠原明里(しのはら あかり)」の二人が、小学生から成人するまでの経験を描いた作品。

物語は「桜花抄(おうかしょう)」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」の3作品によって構成されている。

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「桜花抄」では、東京に住む主人公「遠野貴樹」とヒロイン「篠原明里」が小学生からの友達であり、その二人が中学生になってからの淡い恋と別れを描く。

「コスモナウト」では、日本の種子島へ転校して高校生となった「遠野貴樹」と、彼に恋する同級生「澄田花苗(すみだ かなえ)」の物語。
「澄田花苗」の視点で「遠野貴樹」へ告白しようと悪戦苦闘する姿と、心の奥底に「篠原明里」への思いを抱き東京へ進学しようとする「遠野貴樹」の生活が展開する。

最終話「秒速5センチメートル」では、成人して東京へ戻った「遠野貴樹」と「篠原明里」、それぞれの人々の顛末が表現される。

 

考察

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前回ご紹介した「言の葉の庭」(公開2013年)よりも古い作品(公開2007年)です。

新海誠が制作した作品としては3作品目にあたります。

本作品と「言の葉の庭」の間には、「星を追う子供」(公開2011年)があります。

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本作品が新海誠の作風を決めた原点であり、ここから「星を追う子供」というSF物語を経験し、「言の葉の庭」を経て、その両方のテイストをブレンドした「君の名は。」へと続いて行きます。

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物語は非常にシンプルですが、あらすじに書いた「恋心」という物だけに限定せず、誰しもが大人となる際に「失ってしまった物」に対する「後悔」や「やるせなさ」といった、言葉に出来ない経験をアニメとして表現しています。

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特に「桜花抄」では、暗く重厚な色使いによる背景が多用され、幼い少年少女であった、現実に対して無力な「遠野貴樹」と「篠原明里」から視た世界が描かれます。

「コスモナウト」では、「言の葉の庭」でも使われた美しい色使いと緻密な背景が展開されます。
それは「澄田花苗」と「遠野貴樹」から見た「世界」であり、未来へ希望を抱いている若人から視える世界です。

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「言の葉の庭」など近年の新海誠作品と比較すると荒削りともいえる印象があり、背景描写や演出には拙さが少し目立ちます。

先に述べたように、誰しもが幼年から大人へとなる時に「失ったもの」、という非常に難しい題材を主題としているからか、視聴する人間を大きく選ぶ作品と言えます。

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しかし、アニメーションという表現を用いて、誰にでもある「日常」、特に幼年期から大人へと変化してゆく際の多感な時代を描き切った事には、「新海誠」の才能を感じます。

そして、本作品がユネスコ、CNNインターナショナルの共同運営によるアジア太平洋映画賞の「アニメーション映画賞」受賞

さらには、イタリアのフューチャーフィルム映画祭の最高賞「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞した事でも、その才能が本物であるといえるでしょう。

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本作品「秒速5センチメートル」は、公開から10年が経過していますが、新海誠の代表作として認知されている作品です。

本作品から最新作である「君の名は。」までを続けて観ると、世界中にその名を轟かせた「新海誠」の思想を含む才能の変遷を感じる事ができるでしょう。

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Berial the Demon

About the author

It has been over 40 years of reading manga in the deep world of manga. Japan’s manga has an endlessly wide variety of genres. I will be recommending special manga for you to read from such infinite amount of works.

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