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Goin’ Japanesque!

海外でも大ヒット!「君の名は」で知られる新海誠監督のアニメ「言の葉の庭」のあらすじとは!?

2016年、日本そして世界で「君の名は。」というアニメ映画が大ブームとなりました。

ここまでアニメーションが大きく流行する事は、つい最近ではなかった事です。

「君の名は。」の監督である新海誠は、過去にもアニメ作品を制作しています。

今回は、新海誠の製作したアニメ作品『言の葉の庭』をご紹介します。

 

あらすじ

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舞台は日本の東京・新宿。

将来「靴職人」になりたいと思っている15歳の高校生「タカオ」

彼は雨が降った日だけ、学校をサボり大きな公園の休憩所で靴のデザインを考えるのが趣味であった。

そんなある日、その休憩所で昼間からチョコをツマミにしてビールを飲む女性「ユキノ」と出会う。

彼女に見覚えがあった「タカオ」は、そう問いかけるが、「ユキノ」は日本の古い歌集「万葉集」の一句を言い残して立ち去る。

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春も終わり、梅雨が始まる時期

そんな季節に、互いに相手をよく知らないまま、雨が降った日の午前中だけ二人は出会い、「タカオ」と「ユキノ」は時間と共に交流するようになる。

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自分の夢の話を聞いてくれる年上の女性「ユキノ」に対して、親しみ以上の感情を抱くようになる「タカオ」

同時に、社会から外れた存在になっていた「ユキノ」も、自分を慕ってくれる「タカオ」に微妙な気持ちを抱き始める。

そうして、梅雨が終わる頃に、「タカオ」は「ユキノ」の為に靴を製作する事にする。

 

考察

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本作品は50分と映画としては短く、物語もありふれた恋愛物です。

15歳という大人と少年の間で揺れる心情を抱えた男の子と、27歳という大人として社会で生きてきた女性の淡い恋物語

こうした作品の舞台は、遠い異国の地や青い海と白い砂浜といった非日常的な環境、というのが普通です。

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写真:syosaiyojohan

ですが、本作品では日本の東京・新宿といった、現実的な環境で物語が進行します。

そして、その物語の多くは、「新宿御苑」という都会の中にある森林を有する大きな公園です。

「新宿御苑」は、実際に新宿にある有名観光地であるため、視聴者に親近感を与え、物語の現実味に拍車をかけます。

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写真:twitter

背景に登場する企業の看板や登場する商品は、実在するものが使われています。

これは、実在する商品・企業を映画内で登場させ、映画自体が広告となる事で、製作資金を捻出する手法をとっている為です。

映画内に登場する多くの商品や企業ロゴが実在であるため、それが更なるリアリティを与えます。

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本作品で一番目を引くのは、写実的でありながらも鮮やかな色彩で溢れた背景でしょう。

雨の風景が多いにも関わらず、本作品の世界は透き通った光で溢れています。

逆に主人公とヒロインが一緒に居ない世界は、くすんだ色彩が支配的になり、現実味溢れた背景となっています。

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また、舞台に出てくる登場人物たちは極力抑えられ、余計な設定や背景は省略されています。

主人公の兄や母親、同級生たち、ヒロインを取り囲む周辺人物など、多くの人物は状況説明のみや登場が必要最低限に抑えられ、「主人公」と「ヒロイン」だけに視聴者の注目がいくようにつくられています。

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物語の終盤、ヒロインが主人公へ言った台詞で「アナタは私が見ている世界とは違う世界を見ていた」と告げるシーンがあります。

この台詞によって、色彩溢れた美しい背景が、実は少年の視点から観られていた世界であった事を教えてくれます。

それは、15歳の少年が持つ多感な心情や淡い恋愛感情をフィルターにして見ていた世界。

美しい背景や少ない登場人物など、映画全てが思春期である主人公の視点で描かれている事が解ります。

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本作品は、恋愛に苦悩するキャラクターたちの心情を演技で直接的に表現するだけでなく、現実的な世界に非日常的な色彩や「雨」という要素を与える事でキャラクターの心情を表現するという手法が使用されています。

これは、後の「君の名は。」にも流用されている手法です。

ある意味、本作品は「君の名は。」のプロトタイプともいえる作品です。

「君の名は。」の大ヒットによって海外でも注目されはじめた作品ですが、元々そのポテンシャルがあった作品だと言えるでしょう。

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Berial the Demon

About the author

It has been over 40 years of reading manga in the deep world of manga. Japan’s manga has an endlessly wide variety of genres. I will be recommending special manga for you to read from such infinite amount of works.

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