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Goin’ Japanesque!

外国人にオススメしたい「昭和元禄落語心中」― 伝統芸能「落語」をテーマとした初めてのアニメ

西洋にオペラやバレエといった伝統と格式を重視する芸能がある様に、日本にも古くから受け継がれる「芸能」が存在します。

世界的には「歌舞伎」が有名だと思いますが、今回は少し特殊な芸能である「落語」の世界を舞台としたアニメ作品「昭和元禄落語心中」をご紹介します。

日本を知れるアニメの為、外国人にもぜひオススメしたい作品の1つです。

 

あらすじ

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主人公「与太郎」は、他人の罪を被って刑務所に服役していたチンピラ。

彼が服役中の刑務所へ「落語家・有楽亭 八雲(ゆうらくてい やくも)」が訪れ、落語を披露する。

彼は、その落語、その演技に魅了される。

そうして「与太郎」は、刑期を終えて出所すると、「有楽亭 八雲」の自宅へ押しかけて強引に弟子入りする。

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若く血気盛んな主人公「与太郎」の面倒を見ているうちに、「有楽亭 八雲」は若くして亡くした親友「助六」の姿を重ねて行く。

自分が演じるべき「落語」を模索しながら、「落語家」の最高位である「真打」を目指す「与太郎」と、暖かく時には厳しく「落語」を教える「有楽亭 八雲」。

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物語の舞台は、1975年頃から2000年代と日本が大きく変化してゆく時代。

日本の伝統芸能である「落語」を軸に、主人公「与太郎」、彼の師匠である「有楽亭 八雲」と周囲の人々との人間模様を描く。

 

考察

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まずは、少し「落語」についてご説明しましょう。

「落語」とは「ひとり芝居」です。

「芝居」といっても、世界観を表す舞台装置はありません。

芝居を演じるというよりは、お話を独りで語るという方が近い表現かも知れません。

「落語」を語る「落語家」は、舞台の中央に正座して動かず、お話に登場するキャラクター達を僅かな身振りや手ぶりで表現します。

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落語は、江戸時代から始まり、現在も演じられ日本人を楽しませている娯楽であり伝統芸能です。

そんな落語を演じる人々「落語家」の人間模様を描いた本作品、マンガでは過去にも「落語家」をテーマにした作品はありました。

しかし、筆者の記憶では「落語」をテーマにしたアニメは本作品が初めてです。

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原作は「雲田はるこ」著作の同名漫画です。

若く血気に溢れた主人公「与太郎」の姿と、落ち着いた老紳士でありながら「落語」に対する情熱を炭火の様に静かに熱く抱える「有楽亭 八雲」

対照的な二人を主人公とし、「落語」を中心とした生活の中で、二人が互いに影響し合います。

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アニメの舞台は日本が高度経済成長期の時代。

様々な娯楽が登場する中で、「落語」という芸能の変化や盛衰を二人の視点から表現しています。

更には、「落語家」が「落語を演じる」その姿や所作、語り方までをアニメで再現しようと試みています。

「落語」には、演劇と同じく定番の物語がいくつも存在し、アニメの中でもそうした「落語」をしっかりと細かく披露しています。

 

「落語」という芸能をテーマとしていますが、そんな業界を若さで駆け上がろうとする主人公「与太郎」。

彼の師匠であり、落語の頂点に立つ「有楽亭 八雲」との掛け合いや人間ドラマも優れた作品です。

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日本では、第1シーズン「与太郎放浪篇」が2016年1月から放映され、第2シーズン「助六再び篇」が2017年1月から放映されています。

原作マンガは完結済みですから、原作を踏襲して第2シーズンで完結までを描き切る予定の筈です。

対照的な性格を持つ二人の「落語家」が繰り広げる人間ドラマと、日本の伝統芸能「落語」を詳細に取り扱った本作品、日本という国の一面を理解するに最高のアニメです。

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Berial the Demon

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It has been over 40 years of reading manga in the deep world of manga. Japan’s manga has an endlessly wide variety of genres. I will be recommending special manga for you to read from such infinite amount of works.

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