まるで「もののけ姫」の舞台!鹿児島県・屋久島の「縄文杉」に会いに行く旅
日本人の誰もが一度は見てみたいと思っている屋久島の「縄文杉」。実は、海外からの外国人観光客にも人気の観光スポットだということをご存知でしたか?
今回は、筆者がその縄文杉を訪れた際の模様をお届けします。
どこにあるの?
まず屋久島がどこにあるのかご存知ですか?地図で確認してみましょう。
屋久島は、鹿児島県の南西60kmに位置する島。そこには最大級の屋久杉「縄文杉」があります。幹周は16m、高さは31m、樹齢は3000年以上とも言われています。
この神々しい屋久杉に会いに行くには、とても過酷な登山を経由することになります。
屋久島へのアクセス
大阪伊丹空港もしくは福岡空港からの直行便が便利です。
鹿児島県からアクセスする場合は、飛行機(30分)、高速艇(2時間)、フェリー(4時間)の3択です。
筆者は、福岡空港から飛行機に乗って訪れましたが、帰る日には小雨と風があり、飛行機が欠航となってしまいました。アクセスについては、天気予報を含めしっかり調べて決断することをおすすめします。
夜が明ける前から、縄文杉を目指していざ出発!
さて、それでは縄文杉に会いに行くまでの道のりをご紹介していきます。
夜中の3時頃に起きて、登山口まで専用バスで移動していきます。まだ夜が明けていないので、こんなに真っ暗です。この時、お昼ご飯のお弁当の購入を忘れないようにしてください。
1.延々と続くトロッコ道
暗闇の中、こんなトロッコ道が延々と続きます。歩幅を調整しないとうまく歩けないので、とても歩きにくいのです。転ばないように、しっかり足元を見ながら進んでいく必要があります。そう言えば、「ウォーキング・デッド」にもこんなシーンあったよね。この先はどこに続くんだろう・・・。
途中、このような橋がいくつも出てきます。下を見ると川になっていて、足がすくみそうです。一名ずつ、慎重に、ドキドキしながら渡っていきます。落ちないように、お気をつけて!!
2.目に飛び込んでくる大自然、野生動物たち
歩きづらいトロッコ道や、足のすくむ怖い橋ばかりではありませんよ、安心してください。
ふと見上げると、このようにコケがたくさん生えた自然の姿を目にすることができます。足元に注意しながらも、大自然が作り上げた風景に感激。
どんどん夢中で進んでいくと、いつの間にか夜も明けて、朝になっています。筆者が登山した日は、運良く天気も良かったです。トロッコ道は、まだまだまだまだ続きます。
登山中には、こんなに可愛い鹿にも遭遇することがあります。疲れた身体を癒してくれますよね。とても人懐っこくて、こんなに近くからカメラを向けても逃げませんでした。
3.少しずつ、少しずつ、目的地へと近づいていく
どんどん進んでいくと、名前が付けられた大きな大きな大木に出会えます。
こちらはそれらの一部、「仁王杉」です。写真からは残念ながらあまり伝わらないと思いますが、本当に本当に大きいのです。
縄文杉だけでなく、途中の木々を見ながら感動するのも、この屋久島登山の醍醐味ですよ。
こちらは、「ウィルソン株」。株の中から空を見上げると、なんとハートの形になっているという、なんとも可愛らしいスポット。
株の中もとても広くて、どんなに大きな木だったんだろう・・・と少し考えてしまいます。
ちゃんと角度が合っていないとこのように綺麗なハート型には見えないので、ベストポジションを探してみてくださいね。
4.縄文杉に到着!
ウィルソン株も通りこして、更に進みます。道はどんどん険しくなっていくので、足元にはしっかりと気を付けて。
そして遂に縄文杉にご対面です!ロープが張られてあり、少し離れた場所からしか見ることができませんが、それでも圧倒的な存在感です!
険しく、長い長い道のりを乗り越えた後なので、本当に感無量です。しばらくその余韻に浸ってしまい、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
近くのベンチで休憩しながらここでお弁当を頂いて、この旅の目的はすべて達成しました。お腹も満たされ、元気も回復し、帰路も頑張って歩いて帰りましたよ!