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Goin’ Japanesque!

日本初の世界文化遺産!兵庫「姫路城」 ― 白さ際立つ難攻不落の名城にいざ潜入!

1993年(平成5年)12月、奈良県の法隆寺と共に日本で初めて世界文化遺産に登録された「姫路城」。

5年半の歳月をかけて45年ぶりに大修理(「平成の大修理」と呼ばれる)が行われ、2015年(平成27年)3月27日、より一層白さが際立つ城として生まれ変わった。凛とそびえ立つ佇まいから、別名「白鷲(しろさぎ)城」とも呼ばれており、まるで白い鷺が舞い立ったように見える美しさだ。

姫路城は外観が美しいだけではなく、戦で実際に使われた城であるため、内部には軍事的な仕掛けも多く存在する。

今回は、姫路城の見どころを筆者が歩いたルートを追いながらご紹介していこう。皆様も実際に歩いている気持ちで付いてきて頂きたい。

 

1.菱の門

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著者撮影

表玄関にふさわしく格式高い菱(ひし)の門。安土桃山時代の色が息づいており、格子の窓や白い壁が華やかだ。門の片側のみが石垣に乗っている様式は非常に珍しい。

菱の門をくぐると、「いろは…」の順に更に天守へと門が続く。

 

2.いの門

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著者撮影

菱の門からすぐ見える「いの門」。まるで敵を誘い込むかのような門構えだが、目を凝らすと菱の門と同様、装飾的に仕上げてある。

 

3.ろの門

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著者撮影

「いの門」からすぐに「ろの門」。連なる土塀は曲線を描いており、敵が侵入してきた時に側面から攻撃しやすい造りになっている。

 

4.将軍坂と「はの門」

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著者撮影

次なる門「はの門」の手前に、通称「将軍坂」と呼ばれる坂がある。海外でも放映されていた人気ドラマ「暴れん坊将軍」をはじめ、多くの時代劇のロケ地となった場所だ。白壁には、三角形や四角形の狭間(さま)が開けられており、ここから矢や鉄砲を放ち、敵を攻撃した。

白壁に続く先に天守がはっきり見えるのでゴールは近いかのように思えるが、まだまだ門は続く。

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将軍坂を登り切ったところに「はの門」。有事の際には土砂で封鎖できる仕掛けとなっていたようである。

 

5.にの門

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著者撮影

高さが低く、登り坂にもなっていて通りにくい「にの門」。美しさよりも戦に備えるための門であったことが分かる。

 

6.ほの門

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著者撮影

「にの門」より更に狭く低い「ほの門」。遂に本丸に入ることのできる門なので、扉は片開きで鉄板張りの重厚な造り。万が一敵が侵入しようとした場合などには土砂で封鎖可能な仕組みとなっている。

 

7.いよいよ大天守へ!

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著者撮影

数々の門をくぐり抜け、いよいよ大天守へ入っていく。

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著者撮影

平成の大修理で、内部にあった展示品は取り除かれすっきりとしている。その代わりに、美しいだけではなく軍事的機能がしっかり備わっていた城だという点がよく分かるようになった。

籠城戦に備え大天守の中だけで生活ができるよう厠(かわや。現在のトイレの意)や流し台も設置してある。この二つが大天守に備わっているのは非常に珍しいという。

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著者撮影

壁には鉄砲や槍をかける武具掛け。いざという時に簡単に持ち出せるようシンプルに置くだけの構造だ。

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著者撮影

最上階が近づいてきたため、敵を攻撃するための仕掛けが増えてくる。そのひとつが、四階にある石打棚。ここに上がって、外にいる敵を狙い撃ちすることができた。

 

8.大天守最上階

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著者撮影

大天守は外から見ると何階建てであるか分かりづらいが、地上六階、地下一階の七つの階層から成る。最上階の六階には窓が多く設置され、城の周囲や姫路市の絶景が味わえる。

そこで気付くのが、ぐるりと連なる白い建物と壁だ。姫路城巡りは大天守がゴールではないことにここで気付く。

 

9.27の櫓と32の土塀

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著者撮影

白い建物と壁の正体は櫓(やぐら)と土塀で、どちらも重要文化財に指定されている。27ある櫓は平時は武器庫、戦時は攻撃の陣地として使用されていた。また、32の土塀は、安価で造れることから防御のために多用されている。どちらも軍事的意味合いが強いが、白い漆塗りであるため、姫路城の美しさの象徴ともなっている。

<姫路城>地図
【開城時間】9:00~16:00(閉門は17:00) ※夏季(4月27日~8月31日)は9:00~17:00(閉門は18:00)
【休城日】12月29日・30日

<アクセス>
【バス】JR姫路駅北口から神姫バス乗車「大手門前」下車徒歩5分
【徒歩】JR姫路駅、山陽姫路駅から徒歩20分

 

姫路城巡り、お楽しみ頂けただろうか。

「白く美しい」というイメージが先立つ姫路城だが、実際はいくたびもの戦を経験し、計算された軍事的構造によって生き残りを果たし、空襲でも滅びなかった堅固な城なのだ。

「美しさ」と「機能性」の両方を備えている世界文化遺産、姫路城。二つの視点をもって、是非一度訪れてみてほしい。

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Mikiko

About the author

I cherish the history, culture and nature of Japan. In university, I majored in history and I currently often travel to see things that I have not seen around the world through my own eyes. I hope to convey to all of you, the excitement I feel through such experiences. I hope you come to love Japan even more.

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