【東京旅行のヒント】巨大迷宮「池袋駅」攻略1 ― 「東口」「西口」人々を迷わせる理由
駅周辺には、水族館やプラネタリウム、伝統芸能の演芸場、メイドカフェ、大型電気店・・・
観光からショッピング、グルメまで何でも揃い、観光地としてもデートスポットとしても人気の繁華街「池袋」。
今回から2記事にわたって、そんな日本の有名観光地である池袋を、駅構内のお役立ち情報とともにご紹介します。
乗降者数世界2位!
池袋駅は、1日約262万人の人々が利用している巨大ターミナル駅です。これは、日本国内でのランキングで新宿駅に次いで第2位、また世界の主要駅と比較しても世界第2位の乗降者数を誇ります。
そして、ただ単に駅が大きい、利用者が多いというだけではなく、電車発着の正確性や、転落防止用のホームドアの設置など、安全面から見ても世界トップクラスの駅だと言われています。
しかし、1つだけ難点があります。
それは、あまりにもさまざまなサービスや施設があり、便利すぎる為、多くの人が集まる結果、駅構内・駅周辺は大混雑し、日本人でも迷ってしまうことです。「案内板を見れば大丈夫でしょ」と思うかもしれませんが、実際、多くの人々が迷い、そして池袋駅の外に出ることができません。
池袋駅で迷うワケとは?
ではなぜ出口表示案内を見ていても迷ってしまうのか?その理由をお教えましょう。
通常、駅の出口には、「北口」「南口」「西口」「東口」など、方向を示した出口案内があります。他の駅ならば、その出口案内通りに進めば目的の出口から出ることができるでしょう。しかし、池袋駅は、駅に直結して鉄道会社運営の大きな百貨店が2つあります。
これら百貨店は駅に直結しているので、西武百貨店側は「西武口」、東武百貨店側は「東武口」として出口の名称が付いています。駅直結の百貨店出口が設けられているのは決して珍しいことではなく、他の駅でも多く見られます。
・・・がしかし!池袋駅が迷宮と呼ばれる一番の理由は実はそこにあり、
池袋駅東口方面に西武百貨店の「西武口」があり、西口方面に東武百貨店の「東武口」があるのです。
意味がわかりましたか?
東西の出口を調べてみると、
「東口」「西口」「西武口」「東武口」「西武東口」「東武西口」の6つの表記が存在します。
これを方向でまとめると、つまりは、
「東口方面」に行きたい時:東口、西武口、西武東口
「西口方面」に行きたい時:西口、東武口、東武西口
「東」「西」、方角が入り乱れ、馴れていないと本当に脳が混乱を起こす状態となります。
例えば、混雑する駅構内で、人混みを掻き分けながら案内掲示板通りに出口へと向かって進んでいきますが、西口を目指しているはずが、いつのまにか「西武口」に向かっており、真逆の「池袋東口」に出てしまったということを筆者自身も経験があります。
しかも、東・西に加えて、南口方面やメトロポリタン方面があるので、余計に紛らわしくなってもいて、もうわけがわかりません。
ではどうしたら良いのでしょうか?はじめて池袋駅を訪れる予定の方、そして今後はもう迷いたくない方のために、その解決方法を教えます!