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江戸時代に天領として栄えた城下町「大分県日田市」 ― 歴史ある街並、伝統文化、お祭りを観光しよう!

日田市は、九州の大分県の西部に位置し、福岡県と熊本県に隣接している。阿蘇山や九重山などの山々に囲まれ、そこから湧き出る水が平野まで下り流れ、古くから人々の生活を潤してきた。このように豊かな山と水に恵まれた日田市は、江戸時代には徳川幕府が治める直轄地「天領」として栄え、現在でもなお当時の古い建物や歴史的な街並みが残り、大切に受け継がれている。

日が暮れると冷えを感じ始めた11月初旬。天領日田の栄華を再現するお祭り「日田天領まつり」と、夜に竹灯籠に火を灯す「千年あかり」が催されていた。

今回は、そのお祭りの様子と日田の見所を併せてご紹介していこう。

 

天領日田はきもの資料館

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著者撮影

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著者撮影

日田市は、静岡県、広島県に並ぶ下駄の三大産地の1つ。山が多く、杉の産地であったため、天領であった時代から多く生産されてきた。現在でも「はきものの産地」として有名である。

資料館には、古くからある下駄、現代的な面白い下駄などが集められているが、中でも目を引くのが力士の写真と共に展示されている大きな下駄である。大相撲九州場所で優勝した力士に日田の下駄を贈呈しているそうで、有名な大物力士、貴乃花、栃東関の名も見え、相撲ファンにはたまらない。地図

 

岩尾薬舗日本丸館

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著者撮影

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著者撮影

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著者撮影

岩尾薬舗日本丸館は、天領であった江戸時代創業の薬局で、現在でも漢方や薬草などを販売している。当時の大ヒット商品は日本丸(にっぽんがん)という薬であったという展示を見て、「何に効く薬だったんだろう…」という筆者の独り言に対し、お店の方が「何にでも効いたらしいですよ。戦時中は兵隊さんも持って行ったみたいで。お守りみたいなものですね。」と答えてくれた。地図

 

薫長酒造

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著者撮影

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著者撮影

こちらも天領であった時代から残る老舗の酒蔵「薫長(くんちょう)酒造」。当時使われた古い酒造道具を展示してあり、見学後は日本酒の試飲や購入もできる。日本酒はきれいな水に恵まれている地域で作られるもの。まさに日田はもってこいの土地で、お酒の香りやまろやかな味わいがしっかり生きていると感じた。地図

 

日田天領まつり、大名行列

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著者撮影

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著者撮影

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著者撮影

日田は、江戸時代は多くの人々が訪れ繁栄した。しかし、農林業としての景気は良くなる一方で、次第に「観光地」として人が集まる土地ではなくなりかけていた。そんな中、日田の将来を考える市民団体を中心として、せっかく古い街並みが残っているのだから、もう一度「日田を見たい、訪れたい」と思わせるような場所にしたいという議論が始まる。そして1979年(昭和54年)、日田天領まつりが始まった。

日田天領まつりは、豪華な和装や時代装束での大名行列が最大の見もの。途中で行列が止まったかと思いきや写真撮影タイムがスタートし、大名や姫様とフレンドリーに記念撮影ができる。「江戸時代ならあり得ないな」と戸惑いながらも嬉しいサービスだ。

 

千年あかり

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著者撮影

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16時頃だろうか、辺りが少しずつ薄暗くなってくると、「皆様、ろうそくに灯りを付けるのにご協力お願いします」とアナウンスが流れる。日田の町を夜の幻想的な姿へと変化させるために、観光客も総出で加勢するのだ。一体感がありとても面白い。行政の支援を受けない市民ボランティアによる手作りのお祭り、と知り納得する。ただ、観光客らは、ボランティアというより、「私も火を灯したい!」という気持ちで取り組んでいる方が多いように感じた。

ライトアップは17時から21時までだが、風が吹いたりロウソクのロウがなくなったりで途中で消えてしまう火ももちろんある。そんな中、21時までは灯火を絶やさぬよう黙々と動いている地元の人の姿は、祭りへの熱い思いを表すのに十分だった。

 

今回日田を訪れるまで、筆者は「江戸時代に天領だったおかげで、今も観光地として賑わっているのだな」と思っていた。もちろん過去の栄華のおかげもあるが、それだけではなく、愛する場所をもう一度賑やかにしたいという地元の人々の強い思いがあり、行動した結果なのだということが分かった。

もしあなたが大分県日田を訪れることがあるのなら、その際はぜひ、情緒ある街並みやお祭りを楽しむとともに、地元の人々の姿にも目を向ける旅にして頂けたら、筆者はとても嬉しく思う。

<日田天領まつり>
開催時期:毎年、11月の第2土・日曜日
時間:9時~17時
開催場所:大分県日田市豆田地区、月隈公園周辺、地図
アクセス:JR大分駅→JR日田駅(特急で1時間39分)、日田駅から徒歩20分

<千年あかり>
開催時期:毎年、11月の第2金・土・日曜日(天領まつりの前日より)
時間:17時~21時
開催場所:大分県日田市内、花月川周辺、地図
アクセス:天領まつりに同じ

大分県日田市観光情報:https://www.city.hita.oita.jp/kanko.html

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