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Goin’ Japanesque!

日本夜景遺産認定!熊本「みずあかり」祭り ― 震災復興のシンボルとなった、幻想的なライトアップ

「日本夜景遺産」をご存知だろうか。日本夜景遺産は、まだまだ知られていない日本の美しい夜景を国内外の多くの人に興味を持ってもらい訪れてほしいということで、2004年に発足した。その日本夜景遺産に、2016年新たに、今回ご紹介する「熊本暮らし人まつり みずあかり」が認定され、いま注目を浴びている。

【参考】日本夜景遺産サイト:http://www.yakei-isan.jp/

みずあかりは、熊本県の資源である「竹」「火」「水」「ろうそく」などを生かした市民の祭りで、10月の2日間で約5万4千個のロウソクがゆらゆらと灯る。それはそれは幻想的な光景で、秋の夜を彩り、誰もがうっとりする魅力的な風物詩なのだ。

 

見所1:花畑公園のクスノキ

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著者撮影

熊本城の南、中心市街地にある花畑公園。この公園に鎮座する大きなクスノキのライトアップが最初の見どころだ。竹を割った中にロウソクが灯りクスノキを優しく照らす様子は、見ている者を温かな気持ちにさせてくれる。クスノキは推定樹齢600~700年、高さ29mで、熊本市の指定天然記念物となっている。地図

 

見所2:和紙のキャンドル

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著者撮影

会場の至るところに、和紙とロウソクでできたキャンドルが灯る。よくよく見ると、地元の子どもたちが自分の名前、好きな言葉や絵を手描きで書いているようだ。家族連れで訪れては、「あ!僕のあった!」と嬉しそうな声、自分のキャンドルと一緒に記念撮影する光景が見られた。筆者もまた微笑ましい気持ちになった。

 

見所3:お堀の浮き灯篭

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著者撮影

多くの観光客が熊本城のお堀に架かる橋で足を止めている。浮き灯篭だ。灯篭が流されずに水面に浮かんでいられるよう、大変な工夫がされているとのこと。そのおかげで、流されずにその場でゆらゆらと揺れる様子は、まるで天の川の星たちを見つめているような気持ちになる。地図

 

見所4:加藤清正像

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著者撮影

熊本城前では、加藤清正が色とりどりの灯りにライトアップされている。加藤清正は、城造りの名手。豊臣秀吉から武功を認められ、肥後(現在の熊本)半国を与えられた。現在の熊本の基盤にもなる治水事業や町づくりにも才能を発揮し、現在も県民に親しまれている。地図

 

桜の馬場 城彩苑で一休み

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みずあかりのライトアップ鑑賞途中に空いたお腹を満たしたい時は、あちこちに出ている屋台や出店を利用するもよし、熊本城下の「桜の馬場 城彩苑」に入るのもおすすめだ。熊本名物を買って食べ歩きすることもできるし、お食事処も22時まで営業している。地図

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著者撮影

またこの日は、城彩苑内で花魁道中が催されていた。花魁とは、昔の遊郭の遊女で位の高い者のこと。その花魁が、馴染みの客を迎えるために遊郭内を練り歩いたことを「花魁道中」と呼び、その様子を再現したものだ。

艶やかな着物と髪飾りに観客は皆うっとり。シャッターを切る音が鳴り響いていた。

 

熊本地震からの復興のシンボルとしての「みずあかり」

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著者撮影

2016年4月、熊本で震度7を観測する大地震が発生し、多くの人々が命を落とし、県全体が甚大な被害を受けた。それから半年後の10月、みずあかりは開催された。そこには、主宰者がこの状況下で開催すべきかどうか悩んでいる時に、多くの県民から「開催してほしい。震災からの復興の灯りになってほしい」との声が上がった、という背景がある。

そして、みずあかりの規模は例年に比べて小さくなるかと思いきや、熊本城周辺以外の被災状況の酷かった地域にも広がり、大きくなり、熊本県全体で復興のシンボルとなったというから驚きである。湧き上がってくる力を感じる。

<熊本暮らし人まつり みずあかり>(基本情報 ※2017年度以降変更可能性あり)
開催日時:10月第二土曜日・日曜日
点灯時間:18:00頃~21:00頃
会場:熊本城、熊本市中央区花畑町一帯(2015年まで)、南阿蘇・御船町・益城町など(2016年)
アクセス:熊本城までJR熊本駅からバスで15分
公式サイト:http://mizuakari.net/

 

熊本県民の様々な思いの結晶である「みずあかり」。是非一度足を運んでみてほしい。

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Mikiko

About the author

I cherish the history, culture and nature of Japan. In university, I majored in history and I currently often travel to see things that I have not seen around the world through my own eyes. I hope to convey to all of you, the excitement I feel through such experiences. I hope you come to love Japan even more.

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