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「若竹屋酒造場」蔵開きイベント ― 福岡県筑後で最も古い酒蔵で日本酒を飲もう!

国籍、老若男女、場面を問わず嗜まれるようになりつつある日本酒。11月初旬、福岡県の筑後地方、田主丸(たぬしまる)で、多くの酒好きが集まる「蔵開き」が催されていた。

「蔵開き」の語源は、「年の始めに、吉日を選んでその年初めて蔵を開くこと。また、その祝い。多く正月11日に行い、鏡餅を雑煮などにして食べた。江戸時代、大名が米蔵を開く儀式をしたのにはじまる。」とある。

「酒蔵の蔵開き」は、その語源にあるように、「めでたい祝いの日」であるには違いない。しかし現在一般的には、「日本酒のお祭り」という要素が強くなっている。日本酒の酒蔵の中で、酒蔵見物や限定の日本酒の試飲はもちろん、ライブなどの催し物、利き酒大会、地元の特産品の販売など目白押しで、誰でも気軽に楽しめるイベントなのだ。多くの酒蔵は2月~4月に開催するが、酒蔵によっては定期的に行っているところもある。

今回は、福岡県筑後地方で最も古い酒蔵「若竹屋酒造場」での蔵開きの様子を、酒蔵の歴史と共にご紹介しよう。

 

300年前に建てられた酒蔵と歴史

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著者撮影

若竹屋酒造場の酒蔵は、今からおよそ300年ほど前の1699年に建てられた歴史ある建造物で、当時の姿のままいまなお残っている。酒蔵が多い福岡県の筑後地方の中でも最も古い酒蔵だが、初代若竹屋伝兵衛は、他の酒造家のようにお金のある大地主ではなかった。

その伝兵衛が酒蔵を繁栄させることができた理由は、日本酒に魅せられ、妥協しなかったからであろう。現在は、酒米(さかまい)という日本酒用に育てられた米を用いるのが一般的だが、当時は余った米を日本酒造りにまわしていた時代。しかし、伝兵衛は、余った米ではなく、日本酒に適した米を自身で選定し、決して多くはない資産をつぎ込んだ。

その情熱のおかげでか、他の酒蔵が次々と廃業していく中、若竹屋酒造場は現在も多くのファンを虜にし続けている。

 

蔵開き会場内で試飲を楽しむ

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著者撮影

蔵開き会場の入口では、樽酒(たるしゅ)がお出迎えしてくれる。樽酒は主に慶事やお祝いイベントなどで使われ、樽を割ることを「鏡開き」と呼ぶ。そこにあるだけで、誰をもおめでたい気分にさせる存在なのだ。

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著者撮影

ではさっそく試飲してみよう。若竹屋酒造場の蔵開きは、入場は無料で、100円で専用のおちょこを購入すれば飲み放題という太っ腹なイベントである。紺色の法被(はっぴ)を着ている人はスタッフで、ほろ酔い客に絶え間なく日本酒を注ぎながら、ほろ酔い客と楽しく会話し、もちろん日本酒の説明も忘れない。サービス精神が旺盛で、客が毎年訪れる理由がわかる。

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著者撮影

法被のうしろには、「若竹屋は先祖より受け継がれし商いにあらず、子孫より預かりしものなり」の文字。

これは若竹屋酒造場の家訓であり、将来を見据えて未来(=子孫)に残る発展を続ける、という意味だそうだ。「ご先祖様を大事に」と教えられる風習があるのが日本という国で、筆者もそう思って生きてきたが、この家訓は伝統的な日本の教えとは違う、明るいなにかを感じることができる。

 

目移りする日本酒とグッズ

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著者撮影

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著者撮影

一通り試飲を終えたら、自宅で楽しむために、気に入った日本酒を購入したくなるものだ。通常は販売されていない「杜氏(とうじ)の隠し酒」や「限定の生あまざけ」など、酒屋では手に入らない限定物には、やはり多くの客が群がっていた。

※杜氏:酒造りの最高責任者

日本酒以外にも、帆布素材で丈夫な前掛けやバッグも目を引く。前掛けは若竹屋酒造場だけではなく様々な酒蔵で販売されているので、コレクションするのも面白いだろう。Map

 

ひと昔前までは敷居が高く、焼酎やビールなどに比べると飲む人口も少なかった日本酒だが、今回の蔵開き参加者に若者や女性が多いことからもブームになっていることが感じられた。また、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、「和食に合うお酒=日本酒」として海外でも注目を浴びている。今回の蔵開きでも、楽しんでいる海外の方もおり、日本酒好きの筆者はとても嬉しくなった。

今回ご紹介した若竹屋酒造場のように、蔵開きを開催している酒蔵は日本にたくさんある。是非多くの酒蔵を訪れ、今以上に日本酒を好きになって頂きたい。

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