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Goin’ Japanesque!

九州地方11のうちの1つ、福岡県田主丸「巨峰ワイナリー」を巡る ― いざ日本の巨峰ワイン開拓の地へ

日本のワイン生産地はどこ?と聞かれれば、原料の葡萄が多く採れるイメージの山梨県、長野県などをあげる人が多いだろう。しかし、実は九州地方にも11のワイナリーがあることをご存知だろうか。昨今は特に「九州ワイン」と呼ばれ、注目を集めている。

今回は、その11のワイナリーの中のひとつ「巨峰ワイナリー」(正式名称:株式会社巨峰ワイン、通称で巨峰ワイナリーと呼ばれる)をご紹介していこう。

巨峰ワイナリーは、福岡県久留米市田主丸(たぬしまる)にある。ここから大分県日田市まで連なる耳納連山(みのうれんざん)の山肌から湧き水が湧き、筑後川に流れ落ちていく。その麓から中腹にかけては、豊かな水、豊富な日照時間という条件が揃っており、葡萄、柿などがたわわに実るのだ。

 

森のレストラン「HEURIGE(ホイリゲ)」でランチ

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著者撮影

さっそくワインの試飲、といきたいところだが、まずは腹ごしらえ。併設されている森のレストラン「HEURIGE(ホイリゲ)」へ。緑が美しい小道を登っていく。

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著者撮影

レストラン内はウッドロッジ調の解放的な造りとなっている。耳納連山と筑後平野を見下ろす絶好のロケーションを楽しみながら、食事ができる。

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著者撮影

メニューは、パスタ、オムライス、肉の赤ワイン煮込みなどで、このワイナリーでしか飲めない生ワインも用意されている。

 

ツタに覆われた地下貯蔵庫へ

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著者撮影

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著者撮影

ランチの後は、ワインが眠っている地下の貯蔵庫を巡るのだが、まず外観に目を奪われた。自然石を切り出して造られたというこの貯蔵庫は、ほぼ全体が緑の美しいツタに覆われており、宮崎駿監督のスタジオジブリ映画「天空の城ラピュタ」を連想させる。

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著者撮影

地下は薄暗く迷路のようになっており、多くの年代物ワインが眠っている。ここで外界の日光や温度の変化から守られ、ワインに深みが増していくのだそう。

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著者撮影

巨峰ワイナリーは1972年に誕生、日本ではまだワインづくりが一般的に行われていなかった時代である。誕生当時から使われていたであろう旧式の道具類が展示されており、歴史を感じる。

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著者撮影

貯蔵庫内には、「’73」と記されている貯蔵室もあり、巨峰ワイナリー誕生当時から約45年間ここに眠っていることになるワインがあった。一度飲んでみたいものだ。

 

森のショップ「MIHOH(ミノウ)」で試飲

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著者撮影

地下貯蔵庫巡りを終え、ようやくワインを試飲しながら購入できる森のショップ「MINOH」へ。実は、巨峰ワイナリーで造られているのは巨峰ワインだけではない。ご覧のとおり、柿、ブルーベリー、あまおうの苺、キウイなど、様々な果物のワインが生まれている。

用意されている試飲カップで思う存分味わい、好みのワインを是非見つけよう。通常、赤ワインはこってりとした肉料理に合いやすい、とよく言われる。しかし筆者が試飲した感想では、こちらの巨峰ワインは、刺身、和食に合う優しい風味であった。個々人の味覚にもよるが、日本食に合うワインだ。

また、ノンアルコールワイン、つまりはフルーツジュースも豊富で、お子様も美味しく楽しむことができる。

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著者撮影

こちらはネーミングが可愛らしい「ワインの赤ちゃん」。その名の由来は、その年の一番始めに採れた巨峰を使って、一番始めに仕込まれたワイン、からきている。収穫されたばかりの果実を使っているので、甘くて初々しい爽やかさや酸味が感じられた。

 

豊かな自然の恩恵を受けて誕生した巨峰ワイナリー。しかし同時に、自然の恐ろしさを感じずにはいられない、こんな困難も乗り越えてきたそうだ。

2012年7月の九州北部豪雨時、大規模な土砂崩れによって巨峰畑の8割ほどが打撃を受け、ワインの原料が足りない事態となる。幸い、加工する工場は被害がなく、自家製ではないが地元農家から果実を仕入れ、生産を継続できたそうだ。

農家あってのワイン造り。自然の恩恵と自然災害。
そのようなことをひしひしと考える時間にもなった、貴重な巨峰ワイナリー巡りであった。
是非皆様にも一度体験して頂きたい。地図

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Mikiko

About the author

I cherish the history, culture and nature of Japan. In university, I majored in history and I currently often travel to see things that I have not seen around the world through my own eyes. I hope to convey to all of you, the excitement I feel through such experiences. I hope you come to love Japan even more.

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