Book a flight ticket
Search 02
Follow us! Facebook RSS Twitter
Goin’ Japanesque!

マンガ「正義警官モンジュ」 ― 人間よりも人間らしいロボット警官を描いた少年漫画

日本のマンガに登場するロボットは2タイプに分類出来ます。

ひとつは、人間を遥かに凌駕する知能と身体能力を有する「スーパーマン的なロボット」

もうひとつは、人間より優れている筈なのに「ドジなロボット」

今回は後者にあたるロボットが登場するマンガ「正義警官モンジュ」をご紹介します。

 

あらすじ

seigi-keikan-monju-manga1

少し未来の日本。

治安維持を目的としたロボット警官「モンジュ」は、本来ならばテロ犯罪などから首都・東京を守るため警備を行うプロトタイプのロボット警官だった。

しかし、とある理由で計画は中止され、「モンジュ」は東京から離れた地方都市の派出所に転勤させられてしまう。

そこに配属されていたのは、勤労意欲が皆無な同僚警官「山岸順平」で、勤務地自体も事件が無い平和な場所だった。

対テロ犯罪用に開発され、強力な兵器と身体能力が装備された「モンジュ」にとっては、左遷させられたのと同然であり、日々苦悩していた。

だが、地域の人達と親睦を深めていく内、自分の警官としての職務と存在理由を再確認して行く。

更には、「モンジュ」の後継機「シンヨウ」を開発している本庁の「神谷シノ」も押しかけて来て、「モンジュ」を慕う人々で周囲はにぎやかになってゆく。

 

登場人物

1. モンジュ

seigi-keikan-monju-manga2

本作品の主人公、ロボットによる対犯罪用汎用兵器部隊、通称「ギンセイ」と呼ばれる計画で作られたプロトタイプ警官ロボ。

実は原動力は「原子力」で、「ギンセイ」計画自体はその炉心破壊による放射能漏れによって中止された。

本人はその事実を知らないので、東京への復帰を望んでいる。

人間同様の感情を持っており、性格は卑屈で悲観的、悩むと指先をかじるのがクセ、更には短気で、暴力的になる場面も多々ある。

腕の内部に強力な多数の武器を搭載している。

2. 山岸 順平(やまぎし じゅんぺい)

seigi-keikan-monju-manga3

「モンジュ」と同じ派出所に勤務する警官であり、同僚。

学生時代は野球部で、優れた投手であったが、肩を壊して警官に就職した。

性格はナンパでエロく、勤務中でもエロ本を読むなど勤務態度は不真面目。

しかし、正義感は強くて、本来は弱気を助ける良い人間。

3. 神谷 シノ(かみや シノ)

seigi-keikan-monju-manga4

警視庁に勤務していた女性警官。

「モンジュ」が開発された「ギンセイ」開発部に所属している。

性格はロボットオタクで、ロボット製作に命をかけている機械フェチ。

自らが製作した「シンヨウ」と「モンジュ」のどちらが強いかを知りたい為、「シンヨウ」で「モンジュ」を攻撃した。

その後に「モンジュ」の強さと性能を観察する為、「モンジュ」が勤務している派出所へ転勤してくる。

ロボットだけに人生をかけてきたからか、恋愛や人間関係には奥手であり、「山岸 順平」とは毎度のようにケンカをしている。

 

考察

seigi-keikan-monju-manga5

自分の不幸な境遇を嘆いて落ち込む「モンジュ」の姿は、ロボットとしてのイメージからは大きくかけ離れています。

攻撃力は強いが、書類作成や細かい事は苦手で、人付き合いにも悪戦苦闘する「モンジュ」のコミカルな様子。

同僚警官「山岸 順平」と「モンジュ」のコンビが、小さなアクシデントを大騒動に発展させていくコメディマンガです。

しかし、実はそのコミカルで人間的な「モンジュ」の性格は、マンガとしての設定では無く物語的に「意味」があり、物語が進行する事でその「秘密」が明かされて行きます。

作者の「宮下裕樹(みやしたゆうき)」は、こうしたコミカルなストーリー展開の中に人間や世の中の不条理を問題提起するのが得意なマンガ家です。

本作品でも、「モンジュ」達が巻き起こすコミカルな騒動の中で、「正義」と「警察官」という事をテーマに物語が進行して行き、終盤で物語は大きく転換します。

seigi-keikan-monju-manga6

本作品は2004年に発表され、2011年に完結しています。

コミカルな警官のストーリーは、今までも多くの映画などでテーマとして採用されてきたシチュエーションです。

「正義警官モンジュ」では、それに「ロボット」という要素を加えて新たな物語を展開させています。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pinterrest
  • Google+
  • LINE
  • LINE
Berial the Demon

About the author

It has been over 40 years of reading manga in the deep world of manga. Japan’s manga has an endlessly wide variety of genres. I will be recommending special manga for you to read from such infinite amount of works.

View all articles by Berial the Demon
{"dots":"false","arrows":"true","autoplay":"true","autoplay_interval":"6000","speed":"1000","design":"prodesign-16","rtl":"false","loop":"true","slidestoshow":"3","slidestoscroll":"1","centermode":"false"}
pagetop