Book a flight ticket
Search 02
Follow us! Facebook RSS Twitter
Goin’ Japanesque!

「寒川神社」を訪ねる ― 神奈川県最古級かつ、最も格式の高い八方除けで有名な神社

神奈川県にある「寒川神社」は、927年に編纂された記録で相模国の神社の中で最も格が高い「一宮」と記されており、神奈川県の中で最古級の由緒正しい神社です。創建年代は明らかではありませんが、727年に社殿を建立したと伝えられています。

寒川神社は関東地方の「裏鬼門」に位置し、その全域を守護する「八方除(はっぽうよけ)」の神として、歴史上の数々の為政者からも崇められてきました。

近年では、春分・秋分・夏至・冬至の全ての太陽の道「レイライン」上にあるということで、国内有数のパワースポットとしても知られています。

 

八方除とは

samukawa-shrine-kanagawa1
八方除に因む方位盤・四神の彫塑・渾天儀の記念碑:著者撮影

日本では古くから、方位や日時、星の動きなど、あらゆる自然の動きには一定の法則があるという考え方があり、それを元に、自分にとって最も事がうまく運ぶ、逆に悪いことが起こりやすいという方位や日取りを選定し、行動の指針にすることがあります。

現在でも日本では、家を建てるときなどに「鬼門」のような運が向かないといわれる方位を気にしたり、結婚式などのお祝い事はなるべく「大安」の日を選んで「仏滅」の日を避けようとする慣習があります。また、悪いことが起こりやすいと言われる「厄年」の年齢には、厄除けのために神社や寺院でお祓いをする人も未だに多くいます。

このような法則を気にしながらも、どうしても悪い方を選択することを避けられない時に、それにより受ける災厄を祓い、できるだけ悪い影響を少なくし、運を好転させるように願うことが八方除けの祈願です。

方位除けや厄年の祈願そのものは、他のさまざまな神社でも行われていますが、寒川神社は特にこの八方除を守護する神を祭神としているため、多くの人が祈祷に訪れるのです。

 

一の鳥居から本殿へ

samukawa-shrine-kanagawa2
一の鳥居:著者撮影

samukawa-shrine-kanagawa3
一の鳥居:著者撮影

鳥居の両側の柱に榊の枝が付けられています。この鳥居から先が神社の神域であり、外の世界との境目であることを示します。

samukawa-shrine-kanagawa4
著者撮影

売店には四方の壁に寒川神社の八方除けの御札が貼ってあります。方位除けの御札は決まった貼り方があり、これには「午の方」と書いてあるので、部屋の午の方角、つまりは南に貼る御札です。

samukawa-shrine-kanagawa5
神門:著者撮影

鳥居からまっすぐに伸びる参道を行くと神門が現れます。神門をくぐると白い石が敷き詰められた広々とした敷地に本殿が重鎮しています。

samukawa-shrine-kanagawa6
本殿:著者撮影

samukawa-shrine-kanagawa
本殿:著者撮影

一般的な参拝は、外側からお賽銭を投げ入れての参拝になります。社務所で祈祷料をおさめて正式参拝の申し込みをすると、本殿の中へ通され、神職によるお祓いが受けられます。地図

関連記事:
日本人でも間違える「神社」と「お寺」の参拝方法の違い

 

神嶽山神苑

samukawa-shrine-kanagawa7
著者撮影

本殿で祈祷を受けた人に限り、本殿の奥にある神嶽山神苑(かんたけやましんえん)へ入苑することができます。ここは神域として非公開となっていた場所ですが、2009年から入苑できるようになりました。

ここからは神苑内を歩きます。苑内には神聖な場所もあるので、撮影や立ち振る舞いには十分注意して行きましょう。

<神嶽山神苑>
開苑時間:9:00~16:00(3月上旬より12月上旬まで開苑。左記以外の冬期は閉園。)
休苑日:毎週月曜閉苑(祝祭日は開苑)
※臨時閉苑もあるので、事前に要確認。

公式サイト:http://samukawajinjya.jp

samukawa-shrine-kanagawa8
著者撮影

この神社の起源となっている泉や本殿の真裏に位置する裏参拝所などの神聖なスポットを通り、先にある内門をくぐると、自然豊かな緑と清浄な湧水の泉がある日本庭園が広がっています。

samukawa-shrine-kanagawa9
著者撮影

茶屋で抹茶と和菓子をいただきながら、四季感じる庭園を堪能することができます。

<茶屋 和楽亭>
開苑期間中の9:00~15:30(受付は15:00で終了)
抹茶と菓子は500円より思し召しで。
※入室のみもできますが、持ち込みの飲食はご遠慮ください。

samukawa-shrine-kanagawa10
著者撮影

茶室の向かいにある方徳資料館では、寒川神社の歴史と八方除信仰、信仰に関連する陰陽、天文学についての解説もされています。

池をぐるりと一周して、再び内門を通って元の道に戻り、神苑を出ます。

 

カフェ「鎮守の杜Koyo

samukawa-shrine-kanagawa11
著者撮影

境内にも売店がありますが、寒川神社に隣接する第2駐車場に、1階が土産物などの販売、2階がカフェになっている建物があります。カフェでは、寒川神社内でお土産として売られている「八福餅」も食べられます。

<鎮守の杜Koyo(紅葉)>
開店日:9:00~18:00(火~金)、8:00~19:00(土・日・祝)
定休日:月曜、他不定休
地図

 

寒川神社は、厄除けの神として多くの人々に信仰されてきた深い歴史と、相模国一宮としての堂々たる風格を感じることのできる、日本を代表する神社です。そして、本殿で祈祷を受けた人のみが入ることのできる神嶽山神苑では、季節の移ろいが感じられる森と庭園によって癒されることでしょう。国内観光の1つとして、非常にお勧めの神社ですので、ぜひ訪れてみて下さい。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pinterrest
  • Google+
  • LINE
  • LINE
Haya

About the author

I had worked in a history museum as a curator staff. I enjoy visiting shrines and temples as well as castle sites. My current trips are taken with my family; with a husband who is a history buff and my two sons.

View all articles by Haya
{"dots":"false","arrows":"true","autoplay":"true","autoplay_interval":"6000","speed":"1000","design":"prodesign-16","rtl":"false","loop":"true","slidestoshow":"3","slidestoscroll":"1","centermode":"false"}
pagetop