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石川県の観光名所・金沢駅「鼓門」 ― 日本の伝統や技術を色濃く反映した金沢駅のシンボル

石川県金沢市の建築物は、金沢の文芸や歴史を大きく反映したものが多いです。今回は、そんな建築物の内の1つ、「鼓門」をご紹介します。タイトル写真:flickr

 

「ようこそ!」と迎えてくれる「鼓門」

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著者撮影

金沢駅から一歩踏み出すと、皆さんを迎えてくれるのがこの「鼓門(つづみもん)」です。木造建築のズッシリとした重厚感と木の持つ温かみ、そして写真からでも見てわかるその複雑な造りには、この建築物に用いられている技術力の高さが窺い知れるでしょう。そう、日本伝統の技法や工夫がいっぱいに詰まっているのです。

 

「鼓」と「金沢」の関係

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著者作

鼓とは、日本の古典芸能「能楽」で用いられる和楽器の一つ(イメージ的には小型の「和太鼓」)。そしてその鼓が用いられる能楽は、金沢の文化に古くから深く根付いています。

それはこのようなことからわかります。全国の日本人に対して「能楽を見たことがありますか?」と尋ねれば、おそらくほとんどの人が「No」と答えます。しかし、金沢市内にある中学校を卒業した人に尋ねると、ほとんどの人がその問いに「Yes」と答えるでしょう。金沢では、昭和24年から毎年中学生を対象とした能楽鑑賞会が現在に至るまで行われており、実際、金沢出身の筆者も見に行っています。

金沢では、金沢独自の色を持った能楽が歴史の中で育まれ、そして今なお様々な催しを通して地元住民とともに歩んでいます。残念なことに、日本というくくりでみると廃れ始めている能楽が、金沢ではまだ身近にあるのです。

もし日本の伝統芸能「能楽」とはどんなものか興味を持ったなら、「金沢能楽美術館」が二十一世紀美術館のすぐ近くにありますので、ぜひ足を運んでみてください。

 

圧巻の技術で造られた「鼓門」の構造

では次に、鼓門の構造について見てみましょう。

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著者撮影:「鼓」を模した柱

本体を支える両側の柱を見ると、外側に並ぶ一本一本が、時計回りにねじるように組み上げられ、そしてその内側に並ぶ一本一本は、逆に反時計回りにねじるように組み上げられています。全体的に見ると螺旋を描くように組み上げられていて、その建築美は「素晴らしい」の一言です。

この柱の部分、和楽器の鼓では「調べ緒」と呼ばれ、音色を調整する重要な役割を担っている繊細な部分であり、その意味合いはこの鼓門における柱にも通ずるものがあります。

そして実は、この柱の最も内側には送水管も通っています。その理由は、金沢は雪国であり、地元民の間では「弁当忘れても傘忘れるな」と言う言葉があるほど雨の多い地域だからです。もし金沢に行く機会がある時は、みなさんも傘を忘れずに持って行って下さい。

 

「もてなしドーム」と「鼓門」

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著者撮影:金沢駅の一部としての鼓門

また、さらに大きな視野で見てみると、後ろにあるガラスを主体とした「もてなしドーム」と「鼓門」がうまく一体化して、「鼓門」単体とはまた違った見え方になります。

 

まさに1つの芸術作品とも言える石川県金沢駅のシンボル「鼓門」。日本の観光名所の1つである金沢には、訪れる機会もあるかと思いますので、金沢駅を降り立ったらぜひ注目してみて下さい。

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