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ミシュラン2つ星「大山阿夫利神社」からの眺望 ― 神奈川県大山で「大山寺」参拝(後編)

大山訪問記の後編。今回は、阿夫利神社と大山寺を訪れた記録をご紹介しましょう。

前半部はこちら:ミシュラン2つ星「大山阿夫利神社」からの眺望 ― 神奈川県大山の歴史探訪(前編)

 

大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)

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著者撮影

ケーブルカーを降りてもうすぐ神社、というところで皿に乗った野菜があります。これは、神社の森にいる鹿への餌として売られているものです。鹿は多くの神社で「神鹿」(しんろく)と呼ばれ、神の使いとして大切にされています。

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著者撮影

鹿のいる場所と神社の間にはフェンスがあり、行き来ができないようになっているので、餌を与える際は鹿がいる場所へ投げて与えます。

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著者撮影

階段を登って鳥居をくぐると、正面に見えるのが祈祷や参拝が行われる拝殿です。拝殿の向かって右には「大山名水入口」があります。

阿夫利神社の祭神は3つありますが、主祭神である大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)は山と水の神として知られています。また、大山は山容が三角形に近く海から見つけやすい山で、昔は航行する船の目印ともなっていたことから、産業や海運の神としても信仰を集めています。地図

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著者撮影

右手に見られた「大山名水入口」を入ると飲用できる湧水があり、さらに先へ行くと道祖神やお神酒があります。

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著者撮影

本殿はさらに上ですが、この拝殿からの景色もすばらしいものです。湘南の海や江ノ島まで見渡すことができ、空気が澄んでいる時には富士山も見ることができます。ここが、ミシュラン・グリーンガイドにて2つ星をつけられている壮大な景色です。

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写真: flickr

この拝殿のある場所は実は「下社」です。本殿はさらに山を登った頂上にあります。拝殿に向かって左へ行くと、本殿へと登る階段への扉があり、ここから先は大人の足で1時間ほどの登山になります。

 

下り道は女坂で

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著者撮影

行きはケーブルカーでしたが、帰りは徒歩で下ります。

坂道は2つあり、男坂は大山寺を通過せず下へ降りる最短距離で、急坂が多い道です。

女坂は男坂よりは緩やかで、大山寺に寄ることもできます。

今回は女坂を行きましょう。

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著者撮影

男坂より緩やかと言っても、かなり急な道が長く続き、滑落の危険もあります。足の悪い人や体調が悪い人は徒歩を避け、ケーブルカーで下山する方がよいでしょう。

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著者撮影

女坂の途中には大山の「七不思議」といわれる場所があり、それぞれに看板が立っています。ここはそのうちの1つ、祠に近づいて耳を澄ませると遠い潮騒の音が聞こえるという伝説のある穴です。

残りの場所の不思議についても、ぜひどんなものがあるのか探してみてください。

 

雨降山「大山寺」(うこうさんおおやまでら)

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著者撮影

女坂を降りて行き、ようやく大山寺に到着です。

大山は、もともと神道と仏教が混淆する神仏習合の信仰で、8世紀頃から現在の阿夫利神社下社の場所に大山寺が建立されていました。

1861年、明治政府から出された神仏分離令により、大山は寺と神社に明確に分離され、さらに大山は神道となり寺は破却されました。

しかし1876年、現在の大山寺の地に不動明王を祀る不動堂の再建が始まり、1915年に「大山寺」の名前が復活して、現在に至ります。地図

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著者撮影

大山寺でぜひ挑戦していただきたいのが、「かわらけ投げ」です。

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著者撮影

2枚300円で「かわらけ」を購入し、指定の場所から下の崖に投げる行事です。大山開山1250年を記念して、2005年から始められました。

「かわらけ」とは、日本で昔から使われている素焼きの小皿です。日常生活でも使われていましたが、酒をかわらけに入れて飲み干し、そのかわらけに自分の厄を乗り移らせて壊すことで厄を祓うという神事にも使われてきました。

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著者撮影

投げるだけでも厄除けになりますが、この輪の中を通すことができるとさらに良いことがあるそうです。

大山寺では真言密教ならではの護摩による祈祷を受けることもできますが、かわらけ投げではこのように誰でも手軽に楽しく厄除けをすることができるのです。

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著者撮影

再び女坂へ戻り山を下ります。大山寺からの下り坂は、これまでに比べて緩く、歩きやすい坂が多いです。

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著者撮影

石造りの分岐点までたどり着くと、長い坂が終わりです。坂を登る人にとっては、逆にここがはじまりです。

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著者撮影

分岐点の右側の階段を登るとすぐに、八意思兼(ヤゴコロオモイカネ)神社があります。この奥にある階段が男坂への始まりで、大山寺を通らず阿夫利神社へと続く道です。

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著者撮影

帰り道の人は、ここから再び商店街を通り、バスターミナルまで戻ります。

 

名物:大山豆腐

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写真:flickr

大山参詣の帰り道、また参詣に行く前にお腹がすいたときは、大山名物の豆腐がおすすめです。

実は、大山の付近で大豆の栽培が盛んであったという歴史はありません。大山で豆腐が名物になった理由は、諸国をまわって大山信仰を広めていた大山の先導師が、御札を与えたり祈祷を行ったお礼として受け取った大豆が多く集まったことに加え、大山の名水が豆腐の製造や保存に適していたので、盛んに作られるようになったといわれています。

また、大山を訪れる僧侶や寺院での修行を経験した人が食べる精進料理でよく使われており、なじみのある食べ物であったことも理由の1つであるようです。

 

以上、ミシュラン2つ星の神奈川県大山の訪問記を2回に渡ってお届けしました。大山は、豊かな自然と長年培われてきた信仰の営みや歴史を感じることができる観光地です。

険しい山道を選んで行くこともできるので、登山が好きな方も楽しむことができるでしょう。また、東京から日帰りで行くこともできますし、江戸時代のように宿坊に宿泊して、昔の旅を体験してみるのも面白いでしょう。

ぜひ、あなたのお好みのコースで大山を訪れてみてください。

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