オススメは一泊二日の観光!「竹富島」でコンドイビーチの絶景と沖縄の原風景を感じよう!
石垣島から西へ約6キロ、高速船で10分ほどの距離に浮かぶ沖縄県の離島「竹富島」。周囲約9kmの小さな島で、赤瓦の屋根と白い砂浜の景色で有名です。その町並みは重要伝統的建造物群保存地区として選定されており、現在も沖縄の原風景を保ち続けています。今回はそんな竹富島の魅力を筆者の体験を交えながらご紹介します。タイトル写真:flickr
どうやって行けばいい?
石垣港:flickr
石垣港離島ターミナルからフェリーが出ており、10分程度で到着します。安栄観光、八重山観光フェリーがおよそ30分間隔で運行しており、料金はいずれも往復1,150円(小人590円)。乗船券は離島ターミナルの窓口か、Web上で購入できます。
そして竹富港に到着後、そこから集落までは約1km。島を巡るには、レンタサイクルがおすすめ。料金は300円/1時間で、事前に予約をしておけば車で集落まで迎えに来てくれます。
住民によって守られ続ける沖縄の原風景
白砂の道:flickr
白砂の道は、住民の方々が毎朝掃除し、美しく維持されています。
1986年には「売らない」、「汚さない」、「乱さない」、「壊さない」を4原則とする「竹富島憲章」が制定されました。憲章の中では、島の伝統を守る精神や観光客に対応する際の心構えなども謳われています。
住民のたゆまぬ努力によって島の伝統と景観が守られ続けています。
泊まる予定の民宿に到着すると、オーナーの「おばあ」が優しく迎え入れてくれました。民宿の案内をしながら、「どこから来たの?」「これからどこに行くの?」と気さくに話しかけてくれます。
いわゆるリゾートホテルと言われる施設が少なく、民宿が多いのも竹富島ならでは。夜にはゆんたく(宴会)が開かれていることも多いので、参加してみるのも面白いかもしれません。
穏やかなコンドイビーチへ!
島の西に抜けると、竹富島の遊泳スポット「コンドイビーチ」に到着します。真っ白な砂浜に透き通った海が広がる様子はまさに絶景。早速海に入ると、空と海の鮮やかな青に囲まれ、美しさに眩暈がしそうなほどです。どこまで進んでも非常に浅く、波もほとんどなく穏やかなのは、海が珊瑚礁に囲まれているためです。
西桟橋から見える夕焼け、そして満天の星空
西桟橋:flickr
コンドイビーチから北へ進むと、海に向かってまっすぐに伸びる西桟橋が現れます。長さ約105mのこの橋からは、夕日がゆっくりと海に沈んでいく様子を見ることができます。
1938年に住民自ら建設したと伝えられている石造りの西桟橋は、2005年に登録有形文化財に登録されました。1971年ごろまでは船着き場としても利用されていましたが、現在は観光名所となっています。
竹富島の星空:flickr
日が暮れると、島には満天の星空が広がります。余計な光がなく空気も澄んでいるため、天の川までくっきりと見え、流れ星をいくつも見つけました。同じ空のはずなのに、都会で見上げる星空とは全く違います。
爽やかな朝には猫がいっぱい
実は「猫島」としても有名な竹富島。早朝にコンドイビーチに出てみると、たくさんの猫を発見。人懐こく足元に擦り寄ってくる猫の姿にすっかり癒されてしまいました。猫好きの方には早朝散歩もおすすめです。
一泊二日がおすすめ。竹富島の魅力を味わい尽くそう
時間の経過によって様々な表情を見せてくれる竹富島。住民の人々の日々の生活で守られた島独自の空気が、しっかりとそこに息づいています。日帰り観光地としての人気が高い場所ですが、時間が許すのであればぜひ一泊してみることをおすすめします。過度にリゾート化されていないこの島では、驚くほど美しい沖縄の原風景を楽しむことができます。