Book a flight ticket
Search 02
Follow us! Facebook RSS Twitter
Goin’ Japanesque!

圧倒的画力!物語よりもイメージを重視したマンガ「バイオーグ・トリニティ」

映画などでみかける作風ですが、画像のイメージを重視して、観客へ印象や意味を問う作品があります。例えば映画ならば「2001年宇宙の旅」などがあります。ストーリーよりも、その雰囲気や印象を重視する作品は、マンガでは大体は1話完結の作品がほとんどです。

今回ご紹介する「バイオーグ・トリニティ」は、そんなイメージ重視の作品としては珍しい「長編マンガ」です。

 

あらすじ

Biorg-Trinity-manga1

その世界には「バイオ・バグ」と呼ばれる奇妙な「病気」が存在していた。

身体に「穴」が開き、その穴は自分が望む物を吸い込んで吸収する事が出来る。

そうして吸い込んだ物の特徴や能力を自分で利用出来るようになれる人間は、「バグラー」と呼ばれる。

 

主人公「藤井(ふじい)」は、その「バイオ・バグ」に罹患している「バグラー」のひとり。

ある時「藤井」は、瀕死に陥っていた友人の「穂坂 正路(ほさか しょうじ)」を助ける為、自分の中に取り込んでしまう。

2人で1人になってしまった「藤井」と「穂坂 正路」。

更に「穂坂 正路」は違法な「バグラー」を粛正する「バイオーグ・ハンター」であった。

そして「バイオーグ・ハンター」は、違法な「バグラー」達から「世界の中心」を守る使命を帯びている事を「穂坂 正路」から「藤井」は知らされる。

 

その「世界の中心」とは、「藤井」と「穂坂 正路」の二人が想いを寄せている「榎本 芙三歩(えのもと ふみほ)」だった。

 

登場人物

1. 藤井(ふじい)

Biorg-Trinity-manga2

本作の主人公。

クラスメートの榎本芙三歩に初恋をしている男子高校生。

性格はポジティブで前向き、実は榎本芙三歩と仲が良い穂坂 正路に劣等感を抱いている。

穂坂 正路と「合体」してからは、穂坂 正路の影響を受けているのか、「バイオーグ・ハンター」として冷酷な一面も見せる。

2. 穂坂 正路(ほさか しょうじ)

Biorg-Trinity-manga10

本作のもう一人の主人公。

あだ名は「穂坂(ホサ)」、「ホサくん」。

実は「世界の中心」を狙う違法な「バグラー」を狩る「バイオーグ・ハンター」。

クールで冷静沈着、藤井と「合体」した事で「この世界」の異常に気付きつつある。

3. 榎本 芙三歩(えのもと ふみほ)

Biorg-Trinity-manga4

藤井と同じクラスの女子高生。

穂坂 正路の幼馴染らしい。

あだ名は「フミホ」。

明るくクラスの中でもアイドル的存在。

実は「世界の中心」であり、彼女が体調を崩すと世界の気象も悪化するなど世界そのものとリンクしている。

4. 井本 極子(いもと きわこ)

Biorg-Trinity-manga5

藤井と同じクラスの女子高生で、バイクと融合している「バグラー」。

自分の腕と脚からタイヤを出して、バイクの運動性能を利用できる。

あだ名は「キワコ」、「極子(キワ)」。

藤井の事が好きで、色々と世話をやく。

その為に、今回の騒動に巻き込まれる事になった。

5. 浦野(ウラノス)

Biorg-Trinity-manga6

藤井たちのクラスの委員長で、オネエ口調の男子高校生。

実は違法なバイオーグ達を束ねる「全天21星」のボス「ウラノス」であり、「バイオーグ・ハンター」の宿敵。

6. 松蔭 ちえり(まつかげ ちえり)

Biorg-Trinity-manga7

藤井たちと同じクラスの女子高生。

正常な「バグラー」の一人であったが、好きな人を飲み込んでしまう。

それ以降は、浦野達の「全天21星」に所属して藤井達と敵対する。

 

考察

Biorg-Trinity-manga8

本作品は、原作:舞城王太郎、作画:大暮維人と2人で製作されているマンガです。

基本的には、日本のマンガで良くある「異能力バトル」物なのですが、作品自体はかなり心象風景を優先し、ポップでデザイン性に優れた作品に仕上がっています。

科学的考証や説明は一切無しで、読者は本作品の第1頁から、現実世界に良く似ているが見知らぬ世界へ放り込まれます。

最初は戸惑いますが、しっかりと読むとストーリーの道筋がちゃんと存在し、それを読者が再構成し、解釈して読み進めるという珍しい作品です。

そうして読み進めていくうちに、その世界にすっかり馴染んでいる自分、本作品の魅力的なポップでサイケな世界の深部を求めている自分がいる筈です。

Biorg-Trinity-manga9

ストーリーの意味よりも、その感覚や印象を優先させた本作品。

読むというより、そのデザインセンス溢れる世界に「浸る」という感覚が近いかもしれません。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pinterrest
  • Google+
  • LINE
  • LINE
Berial the Demon

About the author

It has been over 40 years of reading manga in the deep world of manga. Japan’s manga has an endlessly wide variety of genres. I will be recommending special manga for you to read from such infinite amount of works.

View all articles by Berial the Demon
{"dots":"false","arrows":"true","autoplay":"true","autoplay_interval":"6000","speed":"1000","design":"prodesign-16","rtl":"false","loop":"true","slidestoshow":"3","slidestoscroll":"1","centermode":"false"}
pagetop