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日本の伝統料理 ― なぜ日本人はハレの日に「お赤飯」を食べる?レシピは?

あずきで赤く色づいた「お赤飯」は、日本の伝統料理のひとつとして知られています。「お赤飯」は、日常主食としては食べませんが、昔から祝い事などの特別な日に食べる「ハレの日」のご飯です。

 

「ハレの日」とは?

日本では古来より、「日常的な・普段通りの」という意味の「ケ」に対して、祭礼や年中行事、祝い事などの非日常を「ハレ」と呼び、日常と非日常を使い分けてきました。今回の「ハレの日」をはじめ、以下のような、「ハレ」を使って非日常の特別な状態を表現する言葉がいくつもあります。

・ハレ着:お祝いの日に着る着物
・ハレの門出:結婚など人生にとって特別なスタートの日
・ハレ舞台:卒業式などその人の生涯において記念すべき重要な場面

 

赤飯を食べる理由

日本では昔から、「赤」という色には呪力があり、災いを避ける力があると信じられていました。そのことから、魔除けの意味を込めて、祭礼や祝いの席でお赤飯が振る舞われるようになりました。現在でも、入学、卒業、成人、出産など人生の節目のお祝いや、桃の節句や端午の節句などの年中行事にお赤飯が食べられています。

また、商売をする人の中には、毎月1日にお赤飯を食べるという風習がある人々もいます。商家の1日は、今月も無事に月初めの1日を迎えられたという喜びと、月の初めにこの1カ月商売が繁盛するようにと願いを込める大切な日なのです。

 

お赤飯を作ってみよう!

簡単にできるお赤飯の作り方をご紹介します。お赤飯は、蒸したり、土鍋で炊いたり、作り方は家庭によって様々ですが、今回ご紹介する圧力鍋または炊飯器を使用する方法だと誰でも簡単にお赤飯を作ることができます。

お誕生日のお祝いや結婚記念日などで、日本伝統の「ハレの日の幸福ご飯」を作ってみてはいかがですか?

材料(約4人分)

もち米3カップ、あずき1/2カップ

作り方

1.あずきをよく洗い、鍋に2カップ(あずきの4倍)の水とあずきを入れて火にかけ、沸騰したら3分ほど静かに煮立てる。
2.火を止め、鍋の煮汁をすてて、新たに3カップ(あずきの6倍)の水を加えて火にかけ、沸騰したら弱火で15分程度煮る。
3.あずきを煮ている間に、もち米を洗ってざるにあげておく。
4.鍋の火を止め、ゆでたあずきと煮汁を分ける。

<圧力鍋の場合>
5.あずき、もち米、あずきの煮汁300cc(足りない場合はお湯を足す)を圧力鍋に入れ、3分加圧して、火を止めて自然法放置したら、ふたを開けて混ぜれば出来上がりです。

<炊飯器の場合>
5.もち米を炊飯器の釜に入れ、あずきの煮汁を「※おこわ3合」のラインまで入れる。その後、ゆでたあずきを加えて、ふたを閉め炊飯する。炊き上がったら混ぜて出来上がりです。

※「おこわ」のラインがない場合は、白米3合のラインよりやや少なめのところまで煮汁を入れる。

6.出来上がったお赤飯をお皿に盛りつけ、ゴマ塩を少々振りかけて、完成です。

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ゴマ塩をかけてほんのり塩味のお赤飯、 Photo by flickr

 

おまけ―北海道のお赤飯は甘い!?

お赤飯の作り方をご紹介しましたが、実は、各地の風習や文化の違いによって、日本国内でも地域ごとに様々なお赤飯があります。

例えば、関東ではあずきではなく「ささげ」という豆を使い、千葉県の一部では特産の落花生のお赤飯があります。また、青森では砂糖で味付けしてお赤飯を炊き、新潟県の一部では醤油で色づけします。

北海道では、赤く色付けして炊いたもち米に、あずきではなく金時豆の甘納豆をのせたほんのり甘いお赤飯があります。

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著者撮影・調理:北海道の甘納豆のお赤飯

日本のリサーチ会社のある調査で「お赤飯は好きですか?」と質問したところ、87%の人が「好き」「どちらかといえば好き」と答えています。その理由は、第1位「食感、味が好き」に続いて、第2位「特別な気分になれる」という回答が多かったそうです。

日本人にとって、お赤飯は「ハレの日を祝う幸福ご飯」です。その食文化は、日本各地それぞれの家庭で様々な形で受け継がれています。今では、デパ地下やコンビニ、スーパーマーケットなどで、お赤飯のおにぎりやお弁当が販売されています。日本伝統の食文化だとはつい忘れてしまうほど身近な存在として愛され続けているのです。

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Mika

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I live in Hokkaido. I love the great nature and seasons of Hokkaido, delicious foods as well as travelling. I would love for everyone to learn about the beautiful aspects of Hokkaido and the rest of Japan.

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