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久能山東照宮 ― 将軍・徳川家康の魂が眠る「本当の場所」

日本旅行の際、多くの人が訪れる観光スポットの一つに栃木県の日光東照宮が挙げられるでしょう。煌びやかに彩られた建築物や数多くの由緒ある美術品は多くの人の心を惹きつけ、また東京から電車で2時間程度と日帰りもできる距離にあることもあって、訪日外国人観光客からも高い人気を誇ります。

江戸幕府初代将軍・徳川家康公を祀るために造営された日光東照宮ですが、本来の家康公のご遺体は別の場所に安置されていることをご存知でしょうか。その安置場所、それは今回ご紹介する静岡県の久能山東照宮です。

 

久能山東照宮とは?

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flickr.com

久能山東照宮は東京から西に約200キロ、静岡県静岡市に位置する神社です。家康公が1616年に逝去された際に、家康公の子に当たる二代将軍秀忠公によって建立されました。

久能山は東西を走る日本の主要道路の一つである東海道に位置し、古くは武田信玄によって駿府の守りとして城が築かれた要害の地です。この地に霊廟を築いたことは、死後も江戸を神となって外敵から守るという家康公の強い意思の表れであるとされています。

 

江戸幕府初代将軍・徳川家康公について

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徳川家康像

徳川家康公は長く続いた戦国時代を勝ち抜き、将軍となって1603年から1868年までの265年間に渡る江戸幕府を開いた日本を代表する侍の一人です。三河国(今の愛知県東部)から勢力を広げ、織田信長、豊臣秀吉亡き後に諸国の大名をまとめ上げ、長い平和の礎を築きあげました。将軍位を息子の二代将軍秀忠に譲った後は、幼少期を過ごした駿府(今の静岡市)に移り、隠居生活を送りました。

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「久能山東照宮」と「日光東照宮」との違い

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日光東照宮「陽明門」, flickr.com

日光東照宮は久能山と同時期に造営され、久能山に家康公が埋葬された1年後の1617年にその魂を分けて日光に移し、久能山同様神として祀りました。当時まだ日本は戦国の世が完全に治まったとはいえず、いまだ各地の大名は不穏な動きを見せていたため、家康公は久能山を西、日光を北の守りの要として社を建造し、江戸幕府の安泰を願ったと言われています。

日光東照宮に家康公の魂が分祀された際にご遺体も日光に改葬したのかどうかで古くから論争が起こっていましたが、歴代将軍が家康公の命日に久能山へ参拝していたことなどの歴史的事実から、現在ではご遺体は久能山に安置されていると考えられています。つまり、久能山東照宮こそが真の家康公の魂が眠る墓所であると言えるのです。

 

久能山東照宮の見所

1. 社殿

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2010年に国宝に指定された社殿は「権現造」と呼ばれる様式であり、後に日光東照宮にも取り入れられています。家康公の死後直ちに建築が始まり、幕府の総力を挙げて1年7か月という短期間で完成しました。

2. 表参道石段

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flickr.com

麓の石鳥居から山頂まで1159段続く長い石の階段です。途中にある一ノ門からは眼前に広がる駿河湾の絶景を見渡すことができます。

3. 神廟

Kunozan-Toshogu-Shrine4
flickr.com

久能山東照宮の一番奥に位置する徳川家康公のご遺体が安置されている廟です。そこへ向かう参道には家康公に仕えた侍たちが奉納した石灯籠が立ち並んでおり、清らかな雰囲気の漂う神域となっています。

 

周辺観光スポットも充実

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flickr.com

久能山東照宮は東京から2時間、大阪から2時間半の距離にあり、日帰りでの観光も十分可能です。周辺には2013年に世界遺産に登録された名勝三保の松原や、弥生時代の遺跡として有名な登呂遺跡などもあり、古代から近代にかけて広く日本の歴史を学ぶことができるでしょう。駿河湾でとれた新鮮な魚介をはじめ、お茶、ミカン、桜えびなど豊かな自然の幸に恵まれており、美食を楽しむこともできます。

久能山東照宮に参拝して日本国を代表する侍・徳川家康の魂に触れ、そして彼の愛した地の自然や文化を満喫する観光ルート、非常にお勧めです。

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Keisuke

About the author

I am a Japanese male whose reasons to live are studying Japanese history and watching sports. I currently live outside of Japan, but would like to share the realizations I have had about Japan from spending my days living outside of the country.

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