都会人の憧れ!?癒しの日本田舎暮らし(福井編)
東京の人口密度ってすごいですよね。少し前までは、みな都会に憧れ、地方から東京へ東京へという人の流れが主流でしたが、ここ数年、若者の間でも田舎でのんびり暮らしたいという意識が芽生えつつあります。ネットの普及により、現代では仕事が場所に左右されるということが少なくなっているからです。今回は筆者の出身地の福井県について、日常の暮らしに焦点を当ててご紹介したいと思います。タイトル写真: flickr.com
福井県ってこんなところ
実は日本人でも福井県の位置を正確に知っている人は少ないマイナーな県。
「福井県てどこか知ってる?」
「東北でしょ?」
「それ福島!」
「あ、九州か」
「いやいやそれ福岡やし」
という掛け合いになるのは福井県あるあるです。
福井県は京都府の北東に位置し、京都からは電車で1.5時間、大阪からは2時間で来福することができます。福井県には世界三大恐竜博物館の1つである「福井県立恐竜博物館」や、サスペンスドラマではおなじみの断崖絶壁の奇勝「東尋坊」、「越前ガニ」など、多くの魅力があります。
福井県立恐竜博物館, https://www.flickr.com
越前ガニ, https://www.flickr.com
北陸新幹線が金沢まで開通し、福井県延伸も控える中で、今では着実に外国人の方も足を運ぶ県となってきています。
福井県の日常
1. いつでも美味しいお米・野菜が食べられる
実は福井県は、全国で最も多く栽培されているお米「コシヒカリ」発祥の地です。日本海側特有の湿潤な気候や、越前の山々の豊富な緑・水資源など、豊かな自然環境の恩恵を受けているここ福井県では、私の実家も含め多くがコシヒカリ栽培の兼業農家を営んでいます。ですので、毎日美味しいお米が食卓にあがります。
最近はお米の他に大根やキャベツ、ネギ、ナスなどを作る農家も増え、様々な新鮮な野菜がすぐに手に入ります。ちなみに私の実家では最近イチゴ栽培を始め、来年にはイチゴ摘み体験も始める予定です。
2. 日本有数のスキー場がすぐそこに
冬は降雪が、夏は晴天が多い典型的な日本海側気候の福井県は、県全体が豪雪地帯に指定されています。ご覧の通り、雪が膝から腰くらいまで積もってしまうことも多々なので、家の近所でソリ遊びや鎌倉作りを楽しむことができます。
ちなみに、関西・中京・北陸エリアでのスキー場ランキング1位のスキージャム勝山は、私の実家から車で20分程度にあり、子供の頃はほぼ毎週スキーに連れて行ってもらっていました。学校の体育の授業でも冬は近くの山まで行ってスキーをします。
3. 杵と臼でお餅つき
日本でも珍しくなっている伝統的な杵と臼でのお餅つきが、我が家ではまだ続いています。大晦日の日に家族親戚総出でお餅つきを行い、みんなでお餅を丸めます。最初は「寒い〜」と言っているちびっこ達も、最後は腕まくりして手伝ってくれます。お餅つき体験はぜひ外国の方にも体験していただきたいですね。
4. 禅(Zen)が身近にある
「禅(Zen)」は世界的に認知されている宗教です。福井県には永平寺という曹洞宗のお寺があり、あのスティーブ・ジョブズも永平寺の修行に憧れを抱いていたといいます。そんな永平寺では町内の小学校・中学校の学外授業として1日修行体験が行われるなど、子供達は小さい頃から禅を学ぶことができます。
坐禅をすると脳波にリラックスした時に出るα波が現れ、雑念に煩わされることがなくなるそうです。日頃ビジネスで疲れた方々にはぜひオススメです。
最後に
都会に疲れたら、ちょっと田舎に顔を出して、古き良き日本ののどかな暮らしを体験するのもまた楽しいかと思います。その際はぜひ福井県を訪れてみてくださいね!