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妖怪出没スポットベスト3:妖怪に会える街「東京都調布市」

妖怪漫画として多くの人たちになじみ深い作品『ゲゲゲの鬼太郎』。作中に登場する妖怪たちは、個性豊かで親しみやすく、読者を時に怖がらせたり笑わせてくれる大変魅力的なキャラクターばかり。東京には、そんな彼らに実際に会える場所がある。タイトル写真: flickr.com

それが、東京都にある調布市だ。原作者の水木しげる氏の生まれは、東京ではなく鳥取県だが、後年を調布市で過ごしており、同市はいわば彼の第二の故郷。そのため、調布エリアには氏の生み出した妖怪たちにまつわるさまざまな場所が存在し、今では観光スポットのひとつとして、妖怪ファンのみならず多くの人たちから人気のある場所なのである。

 

調布市ってどんな所?

ところで、妖怪に会える街・調布市とはどんな所なのだろうか?

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https://www.flickr.com

調布市は、東京のほぼ中央である多摩地区に位置し、新宿から特急で15分程の所にあるエリア。東京都でありながら、川や緑に囲まれた自然の多い場所で、サッカーチームが本拠地とする味の素スタジアムをはじめ、市民がスポーツに親しむ複数の拠点があるスポーツ文化も盛んな街である。また、複数の映画スタジオなどの映画・映像関係企業が集まる場所としても知られ、「映画のまち」としても知られている。

土地の歴史としては、7世紀の飛鳥・奈良時代に、高句麗や百済からの渡来人が移り住み、この地で独自の文化をつくり上げていったといわれている。特に、豊かな湧水に恵まれていることでも有名なこの地は、湧水を利用した布づくりがとても発達した場所である。市内に、調布の他に布田など、「布」に関係した地名が多いのはその所以である。

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また、その豊かな名水によって、そば作りなども盛んな場所でもあり、水の神を祀っている深大寺は、市内でも有名な観光スポットで、名物「深大寺蕎麦」発祥の地とされている。寺付近には、数十件の深大寺蕎麦の店が軒を連ねており、店それぞれの蕎麦の美味しさを競い合っている。

 

では、そんな調布市にある妖怪出没スポット3カ所を紹介しよう。

妖怪スポット#1:天神通り商店街

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Writer’s Photo

調布駅から歩いて数分いった所にある、「天神通り商店街」。「鬼太郎通り」の愛称でも親しまれているこの商店街には、鬼太郎をはじめ、鬼太郎の仲間の妖怪たちのモニュメントが数体潜んでいるので、是非見つけてみてほしい。

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Writer’s Photo

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Writer’s Photo

でもなぜ、この商店街に彼らが設置されているのか?それは、商店街を通り抜けた先にある布多天神社に理由がある。『ゲゲゲの鬼太郎』では、なんとこの神社の奥の雑木林が鬼太郎の棲み処という設定になっているのだ。天神通り商店街は、まさに神社の表参道にあたり、妖怪たちが現れるのは当然ともいえる場所なのである。

商店街には、喫茶店やパン屋、ブティック、歯医者さんなど、50軒程の新旧のお店が軒を連ねており、ぶらぶらと買い物をしたり、休んだりするのにちょうどよい場所なので、観光に来た際には是非立ち寄ってみるといいだろう。

 

妖怪スポット#2:布多天神社

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創建年代は定かではないが、4世紀末にはあったのではないかと考えられている古い神社。もともと、多摩川べりにあったが、1469年~86年の間に多摩川が大氾濫を起こしたことを機に、1477年、現在の場所に移転した。

境内には、この地域が古くから布の産地だったことを伝える「布晒しの碑」が建っており、社の縁起によれば、この社のお告げにより、木綿を織って多摩川で晒した布を調(税)として朝廷に献上したそうで、天皇がこの布を調布と名付け、この地を調布の里と名付けたという。つまり、これが調布という地名の由来となっており、布多天神社は調布市の起源ともいえる神社なのである。

経営、酒造、温泉、医学の神である主祭神の他に、後に学に定評のある菅原道真公も祀ったことがきっかけで、学問の神、書道の神として広く信仰を集め、親しまれている。

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また、境内には「布多天神社御神牛」とよばれる牛の像がある。丑年生まれの菅原道真公は、牛を大切にしていた人物といわれており、葬送の途中で柩車の牛が道真公の死を悲しむあまり、臥して動かなくなってしまったという逸話がある。ここにあるのはその牛の像だそうで、撫でるとご利益があるといわれている。

布多天神社は、近くに妖怪たちが住んでいるといわれれば、そんな気もしてくるくらいに境内は緑に囲まれたとても静かで落ち着く場所。ちなみに、鬼太郎にちなんだおみくじなども販売されているので、是非運勢を占ってみては?

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妖怪スポット#3:鬼太郎茶屋

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深大寺の門前にある、味のあるレトロな雰囲気を醸し出している店が「鬼太郎茶屋」だ。かつて蕎麦屋だった店を改装し、2003年10月にオープンしたお店。店の前には、鬼太郎とねずみ男が通行人に紛れるかのように自然に立っており、また店の壁にも、おなじみのキャラクターたちのイラストが描かれている。

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茶屋の1階はお土産ショップとなっており、たくさんの鬼太郎グッズや原作者の水木しげる氏の作品が所狭しと並び、販売されている。ここでしか買えない限定グッズもあるそうなので、お土産にはおすすめ。

店内奥には妖怪喫茶と呼ばれるカフェがあり、妖怪にちなんだ楽しいオリジナルメニューを食べることができる。ゆったりできる空間なので、買い物や観光でひとまわりした後に、妖怪たちに囲まれた空間でお茶を飲みながら一息いれるにはぴったりの場所だ。

また、2階はギャラリーになっており、水木しげる氏の妖怪画や全国の妖怪地図などが展示されている。

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鬼太郎茶屋は、他ではなかなかお目にかかることのできない妖怪ワールドを体感することができるので、是非来店して独特の世界観を楽しんでみてもらいたい。

 

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調布市内を歩いていると、道にはせせらぎが流れ、緑がそよぎ、自然に恵まれ、そしてその自然が守られてきた土地であることを実感できる場所にたくさん出会うことができる。

『ゲゲゲの鬼太郎』の物語の中で、主人公の鬼太郎は、人間と妖怪をはじめ、地球上のすべての生き物が共存できる世界を実現しようと仲間たちとともにいつも奮闘している。悪さをする妖怪を時に懲らしめ、一方で傲慢な態度で妖怪の棲み処を奪っていく人間たちを嗜め、どうにかしてみんなが暮らせる世界を守ろうとして彼はいつも戦っている。

市内の妖怪にまつわるスポットを巡っていると、原作者が住んでいたからという理由だけではなく、調布市が物語の舞台になった理由が実感として沸いてくるように思われる。いつまでもこの妖怪や自然と人との共存が守られ続けてほしい街、調布。東京都内中心部の話題の観光スポットへ出かけるのもいいが、少し足をのばして、違った東京の風景を楽しんでみるのもおすすめだ。

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KAWATA

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