Book a flight ticket
Search 02
Follow us! Facebook RSS Twitter
Goin’ Japanesque!

着物の伝統的模様「江戸小紋」柄が目に見えないほど細かく鮮やかな理由

江戸小紋は、日本の伝統的染物で、今現在では主に着物の柄として残っているが、実は日本らしい繊細で高度な染色技術がたくさん詰まっている。今回は、その江戸小紋の歴史と東京都内で見学・体験できるお勧めの場所をご紹介します。

 

江戸小紋の歴史

edo-komon-kamishimo
江戸小紋の裃(かみしも)http://www.printsofjapan.com/

江戸小紋(東京染小紋)とは、室町時代に誕生した型染め。誕生当初は、主に武具や鎧などに家紋が染められた。そしてその後江戸時代初期になると、裃(和装における男子の正装の一種)に染めるのが一般化した。自分の藩のシンボルマークを入れる武士がどんどん現れたのだ。

しかし、江戸時代ではたびたび贅沢禁止令が出され、この江戸小紋の豪華な柄も例外ではなく取り締まられた。そこで考えたのが、遠めに見れば無地に見えるほど細かい模様にする事だった。まさにその細かい模様こそが今の江戸小紋の大きな特徴。現代の江戸小紋の完成だ。格式が高い武士ほど細かい柄を纏っていたそうで、条例に違反しないよう工夫する結果として、高度な染色技術が発達するきっかけとなった。

贅沢禁止令の例:着物姿の必須アイテム「簪」―京都・舞妓は簪で季節を表現していた

edo-komon-kimono2
江戸小紋の着物生地http://www.wahuku.com/

更に江戸中期になると、粋で流行に敏感だった江戸の町人達にも江戸小紋が人気となり、武士だけでなくどんどんと庶民にまで広まっていった。動物や植物、縁起の良い柄など様々なパターンが生まれたのもこの時期だ。そして更に、男性だけでなく女性にも広まっていき、着物に定着していった。

ちなみに、江戸小紋より豪華で色鮮やかなものに、江戸更紗(えどさらさ)と言うものもある。江戸更紗は、インド発祥の文様に日本の型染めが融合したものだ。

 

富田染工芸

edo-komon-kimono3
http://www.loftwork.com/

そんな江戸小紋の伝統を明治の創業以来守り続けている町工房が東京にある。富田染工芸は、約150年続く江戸小紋の老舗で、東京新宿神田川沿いに位置している。神田川沿いは、染色後に染料などを洗い流す為の豊富な水源として、染色に非常に適した場所であり、当時は多くの染め職人がこの地で仕事をしていたそうだ。江戸はかつて、京都や金沢と並ぶ大染色産業地帯だったのです。

edo-komon-kimono4
和紙で作られた型紙http://www.loftwork.com/

そして富田染工芸が驚くべき事は、染めの際に使用する型紙を12万枚以上保有している事。型紙は、何度も繰り返し使用する為、良質の手漉き和紙に特殊加工がされたすべて1つ1つ手作り製だ。それが12万枚以上となると、その凄さがわかるだろう。そして今でもなおそれらの型紙は現役で使用されている。

edo-komon-kimono5
http://babashinbun.com/

そしてなぜ今回富田染工芸をご紹介したかと言うと、ここではその江戸小紋の「型付け」、「乾燥」、「染め(しごき)」「蒸し」「水洗い」「仕上げ」などの一連の工程を見学でき、そして体験もできるからだ。口コミで広まったその興味深い工程見学・体験は、今多くの外国人に人気の観光スポットとなっている。

着物生地だけでなく、スカーフやポケットチーフ、ネクタイなどとしても持ち帰る事ができるので、ぜひ一度足を運んで、日本の伝統的染物を体験してみて欲しい。

アクセス:都電荒川線 面影橋駅 神田川沿い、地図

関連記事:「蒔絵」 ― 日本製品には欠かせない、変幻自在な和柄を表現可能にする伝統技法

  • Facebook
  • Twitter
  • Pinterrest
  • Google+
  • LINE
  • LINE
Goin’ Japanesque!

About the author

Click here --> About Us

View all articles by Goin’ Japanesque!
{"dots":"false","arrows":"true","autoplay":"true","autoplay_interval":"6000","speed":"1000","design":"prodesign-16","rtl":"false","loop":"true","slidestoshow":"3","slidestoscroll":"1","centermode":"false"}
pagetop