花見の季節に使ってみたい「桜言葉」14選 ― 日本の短歌や俳句に用いられる美しい季語
今回は….日本語シリーーーズ、桜版です!
桜は昔から日本を代表する花だけあって、日本語の中にもたくさん見られ、短歌の季語としてもよく用いられます。
それでは、花見の季節に使われる「桜」にまつわる用語集をご覧ください。意外に日本人でも知らないものが多いでしょう。タイトル:写真
1.初桜(はつざくら)
写真:http://www.sakuragaworld.com/
その年に初めて咲く桜の花。咲いて間もない桜の花。
2.花時(はなどき)
桜の花が咲く時期。
3.桜月(さくらづき)
旧暦で3月を弥生と言うが、別名・桜月とも言う。
4.花便り
桜の開花を知らせる便り、ニュース。
5.桜狩り
写真:http://kozy06.blog.so-net.ne.jp/
桜の花を訪ねて巡り、観賞する事、また単に花見をする事。昔の詩人は、桜狩りをして和歌を詠んでいたのでしょうね。
6.桜人(さくらびと)/花人(はなびと)
桜を愛する人。花見をする人。
7.花衣(はなごろも)
花見の時に着る衣装。花見に行く際の女性の美しい着物。
8.花疲れ
花見に行き、満開の桜で気持ちが高ぶったり人混みに揉まれたりして、その後にくる疲労感。
9.桜雨/花の雨
写真:http://blogs.yahoo.co.jp/kenmarinosu
花見の頃に降るあいにくの雨。
10.花曇り
写真:http://blog.goo.ne.jp/prinz83
桜が咲く時期の曇り空の事。桜の季節は天気が変わりやすい。養花天(ようかてん)とも言う。
11.花の風
桜を散らしてしまう恨めしい風。
12.花冷え
桜が咲く時期に、暖かくなった気候が一時的に冷え込む事。
13.花篝(はなかがり)
夜桜を見る為に花の下で炊かれる篝火(かがりび)。花雪洞(はなぼんぼり)とも言う。
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14.夢見草
桜の別名。桜の花の美しさにうっとり見とれた様子からついた呼び名(夢のようだと言う事)。
いかがでしたか?
日本人であっても、あまり聞き慣れない桜言葉が意外にたくさんあったのではないでしょうか。
もし外国人が今回挙げた日本語を花見の際に使っていたら……その人はかなりの日本通でしょう!
あなたは桜人ですか?花便りを聞き、花時の桜月に日本に来たら、ぜひ花衣を着て桜狩りをしてみて下さい。
興奮し過ぎて花疲れにならないように。また、花冷えで風邪を引かないように注意して下さいね。
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