貴志駅・2代目猫駅長「ニタマ駅長」と和歌山を走るユニークな3つのローカル線
世界初の猫駅長である「たま駅長」をご存知の方は多いでしょう。2015年6月、たま駅長の突然の死により、たま駅長は名誉永久駅長になり、2代目猫駅長として、たま駅長の部下であったニタマ駅長(役職:スーパー駅長)が新たに就任しました。今回は、それらについてまだ詳しく知らない方の為に、猫が駅長を務めるユニークなローカル線とその周辺観光のポイントをご紹介しましょう。
貴志駅
http://akihitof.cocolog-nifty.com/
貴志駅(きしえき)は、和歌山駅から電車で30分ほどの所にある和歌山電鐵貴志川線の終点駅。日本伝統の檜皮葺きの屋根が猫の顔になっており、二代目のニタマ駅長が勤務している場所である。この貴志駅を基点として、以下の3つの個性的な電車が走り、今では観光駅として世界的に有名である。地図
1.たま電車
通称「TAMADEN」と呼ばれている猫電車。世界初の耳のついた電車である。
先代のたま駅長をモデルにした101匹の猫のシールが貼られており、とってもかわいい。わくわくする電車だ。
内装もねこ、ネコ、猫!猫だらけである。
背もたれが猫のシルエットだったり、駅構内には肉球の足跡があったりと、細部にまで非常にこだわった造りとなっている。
二代目駅長ニタマ:http://photohito.com
現駅長のニタマ駅長もとても満足げな顔である。
2.おもちゃ電車
2つ目は、通称「おもでん」と呼ばれるおもちゃ電車。おもちゃと言っても機能的にはしっかりとした電車なのでご安心を。
おもちゃ箱や子供部屋をモチーフにした内装には、昔のおもちゃやプラモデル、フィギュアなどが飾られているほか、ガチャガチャマシーンも設置されている。子供に喜ばれる事間違いないので、家族旅行の方には特にお勧め。
3.いちご電車
3つ目は特産品である苺をモチーフにしたいちご電車。こちらは女性に大人気。
内装はとてもフルーティー。シートなどにも苺が多数あしらわれている。
周辺観光1:フルーツ狩り
いちご電車が走っている理由の1つは、和歌山は日本有数のフルーツ大国であるから。みかん、ぶどう、キウイフルーツ、柿など、新鮮で甘い果物を食べに、どれかの路線を利用するのもお勧め。
周辺観光2:西国三社参り
貴志川線沿いには有名な神社が並んでいる。その中でも、日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)、竈山神社(かまやまじんじゃ)、伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)の3社は、非常に格式の高い神社で、これら3つの神社を巡る事は、西日本最大の三社参りと言われているほどである。
おもしろ観光列車に乗って、一石二鳥の神社巡り観光は非常にお勧めです。その場合は、貴志川線の1日乗り降り自由の乗車券を購入するととてもお得なのでご利用の際にはお忘れなく。
1~2日かけて行う和歌山観光案の1つでした。気に入った方は、ぜひ旅のプランの参考にしてみて下さい。
関連記事:
Hanayome Noren: A Gorgeous Tour Train to Kanazawa’s Hot Springs
The Sagano Romantic Train: A Scenic Route through the Four Seasons