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和装をするなら知っておきたい「着物」の選び方 ― 日本の女性用着物9種類をご紹介!

日本の伝統的衣服:着物

今では、日本人でも何か特別な行事やイベントがない限り、めったに着る姿を見なくなった着物。洋服を着る習慣ができる前には、いろいろな着物がさまざまな場面で着られていた。

よく着物は一種の日本の伝統服として一括りにされがちだが、着物にもいろいろな種類があり、TPOに適した着物というのがある。ここでは、女性の着物の代表的な9種類を紹介したい。タイトル写真:flickr.com

 

着物の種類

冠婚葬祭や街着として着られていた代表的な着物をご紹介する。

1.黒留袖

主な着用場面:慶事(結婚式など)
着用者:既婚女性

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https://www.flickr.com

結婚式などの祝いの席に、既婚女性が第一礼装として着る黒地の着物。黒い着物は葬儀などにも着用するが、黒留袖の場合、着物の背や両胸、両外袖の五か所に日向紋と呼ばれる紋が染め抜いてあり、裾だけに豪華な模様が描かれている。描かれる模様は、伝統的で品格があり、おめでたい文様が使われる。文様の選び方は、年代や個性によって異なるが、色づかいが地味で模様が小さめ、模様の位置が低いものほど年配者向けとされている。

2.色留袖

主な着用場面:慶事(結婚式など)
着用者:未婚・既婚女性

kimono-irotomesode

未婚、既婚問わず、お祝いの席で着られる第一礼装。上半身の部分には模様が入らず、裾のみに模様が入っているのが特徴。日本の礼装は、紋の数や種類によって格が異なり、黒留袖は日向五つ紋と決まっているが、色留袖は五つの他にも三つ紋や一つ紋をつける場合がある。そのため、紋の数や種類を決めることによって、着ていく場所の範囲も変わってくる着物である。

3.振袖

主な着用場面:慶事(結婚式、成人式、パーティーなど)
着用者:未婚女性

kimono-furisode
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未婚女性の第一礼装。特徴は、華やかな柄付けと長い袖。この長さは4タイプ(大振袖:125センチ、振袖:114センチ、中振袖:87~106センチ、子振袖:76~86センチ程度)あり、長い程格調が高く、改まった装いになる。

大振袖は花嫁衣裳として、振袖は成人式や花嫁のお色直しに、中振袖や子振袖は特別な茶会やパーティーなどの晴れ着として着られている。

4.訪問着

主な着用場面:結婚披露宴、パーティー、お見合いなど
着用者:未婚・既婚女性

kimono-houmongi
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留袖の次に格が高い着物。未婚・既婚問わず着られる社交着で、洋服でいう「ビジティングドレス」にあたる着用着である。結婚披露宴やパーティー、見合いや茶会など幅広いシーンに着ていくのに適した着物。

訪問着の特徴は、「絵羽模様」。これは、縫い目に関係なく模様が一続きになっている模様のことで、訪問着は袖から身頃(右背中)、衿から肩にかけて柄が繋がっている。

5.付け下げ

主な着用場面:食事会、同窓会など
着用者:未婚・既婚女性

kimono-tsukesage
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訪問着を簡略化した着物のことで、訪問着よりも格は少し下がり、模様が少なめで華やかさには欠けるが、幅広い場面で気軽に着ることができる。また、訪問着とは異なり、肩から袖にかけて模様がつながっておらず、呉服店などでは反物で売られていることが多い。

同窓会や食事会など、少し改まった装いをする場所へ行く際に着るのに適した着物である。

6.色無地

主な着用場面:慶弔
着用者:未婚・既婚女性

kimono-iromuji
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絵柄のない一色染めの着物だが、紋を入れたり、他の帯や小物使いによって慶弔両用もできる使い勝手のいい着物である。反物の状態で売られており、生地は地紋のあるものとないものに大別される。地紋や色は、着るシーンを想定して選ぶ。例えば、慶弔両用の場合、地紋は流水、雲や波といった文様で、色は紫、藍、緑やグレー系。慶事用であれば、吉祥文様に明るい色を選ぶ。

7.小紋

主な着用場面:観劇、買い物、食事会など
着用者:未婚・既婚女性

kimono-komon
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訪問着や付け下げよりも気軽に着ることができる着物。礼装や正装としての着用はできないが、観劇や買い物、食事会といった、少しお洒落をしていきたい時に着ることができるので、数着持っていると重宝する。

着物全体に同じ模様が繰り返し描かれている点が特徴。

8.紬

主な着用場面:普段使い
着用者:未婚・既婚女性

kimono-tsumugi
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若い世代から年配者まで、あらゆる世代が独自のセンスで着こなせるお洒落着。紬は、もともと、養蚕農家が商品化できない繭糸を丈夫な糸に仕上げて織ったもので、普段着とされていた。しかし現代では、その伝統技術が高く評価され、手間のかかる高級着物としてパーティーに着ていけるような紬も多く作られている。

9.浴衣

主な着用場面:主に夏の時期、祭など
着用者:未婚・既婚女性

kimono-yukata
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夏の装いとして現代でも定着している浴衣。旅館ではレンタルサービスをしていることも多いので、外国人観光客が日本で一番見かけるのがこの浴衣かもしれない。

もともと、貴人が入浴の時に着ていた湯帷子という麻の着物が、江戸時代になって湯上りに着る木綿の浴衣として流行したもので、その後夏のくつろぎ着として着られるようになったといわれている。

「浴衣柄」と呼ばれる昔からの伝統模様の他、今日ではファッションブランドが手掛ける珍しい柄のものなどさまざまなものが出ていたり、簡単に着用できる仕立て上がりの浴衣も販売されており、気軽に楽しめる着物として若者世代にも人気がある。

着るシーンを選んだり、価格も着物によってさまざま異なるので、日本人でもなかなか着る機会のない着物もあるが、まずは気軽に楽しみたいのであれば、浴衣小紋といった着物から親しんでみるといいだろう。

着物は、柄や色だけでなく、帯や小物使いでも、かなりイメージが変わるので、いろいろな組合せで自分なりの着物おしゃれを楽しんでもらいたい。

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I'm interested in general in all things related to culture and fine arts with a focus on movies, art, and design. I hope to introduce to many people all the different sides to Japan in regards to Japanese culture.

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