行くなら秋!「高尾山」で見る紅葉と8つのハイキング・登山コース
高尾山は八王子市にある、ミシュラン三ツ星に指定された山です。都心から50kmととても近いので、ちょっと都会の喧騒を離れ自然が見たい時には最適。一年を通して自然が見られますが、秋になると特に紅葉がすばらしい為、人気のハイキングスポットとなっています。今回はそんな高尾山のルートや見どころを紹介します。
行き方
行き方は簡単。新宿から京王線一本で高尾山口駅まで行けます。1時間かかりません。
8つのルート
高尾山に着いたら山頂までのルートや高尾山山頂から更に陣馬山に行くルートなど、計8つのルートがあります。参考までに距離や時間の目安も記載しましたので参考にして下さい。
1. 1号路(赤のルート)
3.8km
上り:100分
下り:90分
途中、展望台やお土産屋さんがあります。高尾山口駅から展望台はリフトかケーブルカーで移動する事も可能。リフトかケーブルカーで行くのは楽ですが、少し並ぶ場合があります。
展望台を過ぎると、次の見どころは薬王院(やくおういん)というお寺があります。お寺に行くまでに「女坂」「男坂」と道が二つに分かれます。
女坂はゆるやかな上り坂。男坂は108段の階段です。108の煩悩が仏道修行を妨げるとされています。階段を108段上り、お寺に到着するという事で、煩悩を払い落してお寺に着くという意味が込められているのでしょう。
2. 2号路(黄色のルート)
0.9km
1周30分
展望台の付近を1周するコース。お土産屋さんが並び、さる園もあります。
3. 3号路(ラベンダー色のルート)
2.4km
上り60分
下り50分
こちらは高尾山の森を楽しみながら上るコース。1号路より緩やかで、人通りも少ない。
人が少ない分、自然をより楽しめる。
4.4号路(水色のルート)
1.5km
上り50分
下り40分
途中の見どころは吊り橋。こちらも1号路よりは比較的緩やかなのんびりコースです。
5.5号路(ピンク色のルート)
山頂の周りをループするコースです。売店があり、良い眺め。
ここから富士山が見られます。朝出て、ここでお昼ご飯を食べて、下山するのがお勧め。
6.6号路(緑色のルート)
3.3km
上り90分
下り70分
途中びわ滝が見られます。高尾山のコースの中にはほとんど舗装されているコースもありますが、こちらのコースは水辺を通る事もあるのですべりにくいトレッキングシューズがお勧め。また、売店等はないコースなので飲み物とおやつを持っていく事をお勧めします。
日当たりがあまり良くない道もあるので、秋の時期よりも夏の方が涼しさを楽しめるかもしれません。
7.稲荷山コース(マスタード色のルート)
3.1km
上り90分
下り70分
こちらは、山頂まで行くコースの中では一番ハードなコースです。そして景色が一番美しいコースとされています。途中都心まで見渡せる展望台があるので、そこから東京の超高層ビルが見られます。今回はこのコースを使って下山しましたが、階段が多いので、このコースを登るのは結構きついかも。
8. 高尾山から陣馬山
15.3km
5時間30分
高尾山の山頂から陣馬山まで行くロングコースで、割とハードなコースです。秋の時期であれば、夕方には下山をしていたいので、朝9時前には高尾山口を出た方が安心です。
7と8以外は、それ程ハードなコースではないので、着いてから半日程で十分に周れます。服や靴も、もちろん準備するにこした事はないですが、本格的な物でなくとも、スニーカーで十分でした。7の稲荷山や8のコースであればトレッキングシューズがあった方が良いと思います。
コースによっては売店があまりなかったり、売店があってもとても混んでいる場合があるので、お弁当を持っていく事をお勧めします。
温泉
山登りの後に温泉に行きたいという方にお勧めなのが、高尾山口駅と直結した温泉施設。
高尾山名物
とろろそばは高尾山名物。山芋をおろして食べるとろろはとても栄養価が高いとされているのですが、中でも自然薯という種類の山芋が高尾山では有名とのことで、自然薯のとろろそばを食べました。
例年、高尾山で美しい紅葉が見られるのは11月初旬。美しい景色、温泉での癒し、美味しいとろろそば…1日あれば十分に楽しめるので、本格的に冬の寒さが訪れる前に是非足を運んでみてください。
※筆者が2015年に足を運んだときの風景です。