Book a flight ticket
Search 02
Follow us! Facebook RSS Twitter
Goin’ Japanesque!

歌舞伎の「見得を切る」ポーズってどんな意味?

世界に誇る日本の伝統文化「歌舞伎」。最近では、今風にアレンジされた歌舞伎グッズなどが販売され、若者の間でも歌舞伎人気が出てきていますが、実際、歌舞伎を構成する様々な演出の意味などはご存知でしょうか?今回は、歌舞伎の中に少し踏み込み、「見得」と言うものについて解説します。記事最後には、歌舞伎の見得が由来となって、現在でも日常会話で良く使う日本語も載せてあります。タイトル:地図

 

歌舞伎の見得とは?

kabuki-mie1
http://t.pia.jp/

見得とは、演目の見せ場で役者がポーズを決めて静止し、首を回したり目玉を中央に寄せたりする動作全体を指す。これは、役者自身やその場面を客に印象付ける効果、舞台全体を美しく演出する効果がある。そして、一般的にはこの見得と同時に、「ツケ」と呼ばれる効果音を出し、更なる演出効果を図る。これら全体を歌舞伎用語で「見得を切る」と言う。

見得は、現代の映画で言えば、「クローズアップ」や「ストップモーション手法」と言える。演目全体にメリハリが付き、大いに盛り上がるのである。照明技術が発達していない時代から、日本人はこうした工夫を取り入れ、舞台面に様々な変化を作り出していたのだ。

 

歌舞伎の見得の顔

kabuki-mie2

見得を切っている場面で顔だけに注目してみると、役者は寄り目をし、にらみを利かせている事に気付くだろう。実力役者ともなると、片目だけの寄り目を幼い頃からの練習により習得しており、その場面を観客の記憶に焼き付けさせる。(下の浮世絵の目に注目。片目だけ寄っている。このテクニックは昔から使われているのだ)

 

特別な「ニラミ」

kabuki-mie3
「天日坊法策 市川小団次 米升」歌川国貞(三代豊国), http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

更に、見得のにらみとは違った意味を持つ特殊なニラミがある。そのニラミは、市川家一門(成田屋)にしか使用が許されておらず、演目の中ではなく、何かの席や儀式の時に行うニラミである。ニラミつけられた人は邪気が払われ、厄除けの効果があるとされている。

 

日常会話で使われる見得

歌舞伎の見得から派生した日本語に、「見得を切る」、「見得を張る」、というものがある。

 -見得を切る:大げさな言葉や態度で、自信たっぷりである事を相手に強調する事。
 -見得を張る:外観を着飾り、うわべを必要以上に良く見せる事。

 

歌舞伎を見に行く際には、ぜひ「見得」に注目してご覧下さい。より一層楽しめる事でしょう。また、見得を使った日本語2つも、歌舞伎からの派生語だと知っている人はそう多くなかったことでしょう。「見得を切る」と「見得を張る」の違いについても、日本人でも意外にうまく説明できない部分だったはずです。まずは日本人が自国の文化について知る事で、更に世界を魅了する日本の伝統文化となることでしょう。

関連記事:「隈取」―日本の伝統芸能・歌舞伎をより楽しむ為に知っておくべき3色

  • Facebook
  • Twitter
  • Pinterrest
  • Google+
  • LINE
  • LINE
Goin’ Japanesque!

About the author

Click here --> About Us

View all articles by Goin’ Japanesque!
{"dots":"false","arrows":"true","autoplay":"true","autoplay_interval":"6000","speed":"1000","design":"prodesign-16","rtl":"false","loop":"true","slidestoshow":"3","slidestoscroll":"1","centermode":"false"}
pagetop