宮城蔵王の「御釜/おかま」 ― エメラルドグリーンの神秘的火口湖
宮城県蔵王にあるエメラルドグリーン、更には様々な色に変化する神秘的な湖。大自然を目の当たりにし、あまりのスケールの大きさに小さな悩みなど忘れてしまうその場所とは一体どんな所だろう。
宮城蔵王の御釜(おかま)とは
宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰の3つの山に囲まれた火口湖。御釜がある山は、今までに過去26回の噴火を繰り返してきた(直近では明治28年)。湖の周囲は1080m、直径は325mで、その形状や湯が沸騰する様が釜に似ている事から「お釜」と名付けられている。一際目を引くその美しいエメラルドグリーンの色は、太陽光の反射や天候によって、たった1日の中でも様々な色に変化し、「五色湖(ごしきぬま)」と呼ばれる事もある。その神秘的な様子は、今では「冬の樹氷」と共に蔵王の観光シンボルとなっている。
その神秘的な景色とは裏腹に、その湖の水は強酸性。その為、生物は一切生存していない。更には、火山自体も今現在も活動中なので、もし観光に行く場合は、火山活動状況を確認の上で足を運ぶようにしよう。
毎年冬の期間(11月~4月)は見学する事ができないが、見学シーズンに入った時は、その広大な自然をぜひ見に行ってみて欲しい。地図