東京・日本橋の老舗絶品お土産店3 ― 「ROJI」「山本山」「榮太楼総本舗」
以前、抜群のクオリティーを持った品々を取り扱う日本橋の老舗店をご紹介しましたが、今回はその和食編です。品物編同様、かなりレベルの高い和食が用意されています。しかも今回は、お土産として持ち帰る事にも適しているお店ですので、ぜひ日本橋でのショッピングのヒントにして下さい。
国分(ROJI)
http://blog.goo.ne.jp/negokunta
ここは、1712年創業の「国分」が、「ROJI」という名でオープンしたセレクトショップ。その洋風な外観からは想像できない、絶品の和の食べ物が用意されています。
そう、それは缶詰です。しかし、たかが缶詰と思わないで下さい。日本の缶詰の味は海外でも評価が高く、ツナ缶の味を絶賛する外国人は多いです。今回の国分では、定番のツナ缶ではなく、他の様々な極上缶詰をK&Kブランドとして数多く取り扱っています。
その中で一際目立つのが、「缶つま」と呼ばれるシリーズ。缶つまとは、そのままの状態でお「つま」みになる「缶」詰という日本語の略で、今ではその言葉は一般庶民にまで広く広がっています。その缶つまシリーズは、今では80種類ほどあり、最高ランクである「缶つま極(きわみ)」は、なんと1缶10800円もするものさえあります。かなりお高いですが、缶詰のレベルを超えた缶詰ですので、記念に見に行くだけでもおもしろいです。地図
10800円:アワビ(尼さんが取った天然もの)
10800円:フカヒレ
3000~5000円:うに(北海道産)、松坂牛(A5ランク)
山本山
1690年創業の「山本山」は、「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」という超有名なCMのフレーズを作り出し、日本人なら誰もが知っている老舗店です。
日本人は本当に海苔が大好きで、日常食には欠かせません。和食を代表する様々な料理に使われています。例えば、寿司、おにぎり、餅(磯辺焼き)、煎餅、ラーメンのトッピングなど、たくさんあります。
お土産としてお勧めの商品、それは「九代目」という海苔です。海苔が苦手な外国人でも、老舗山本山の海苔は香りも最高なので、お気に入りになる可能性があります。地図
榮太楼総本舗
1857創業の「榮太楼総本舗」は、和菓子や甘味を扱う老舗です。
この店で定番中の定番は、榮太樓總飴。これは黒飴、梅ぼ志飴、抹茶飴、紅茶飴の4点セットで、その中でも特に梅ぼ志飴は超有名です。容器には、黒飴(黄色い容器)と梅ぼ志飴(赤い容器)には新旧の日本橋、抹茶飴(緑)には皇居の二重橋、紅茶飴(紫)には東京駅が描かれています。レトロな絵柄がいい感じです。
梅ぼ志飴と聞くと、あの梅干を思い描くと思いますが、酸っぱい飴ではありません。作る際、切り口を摘んだ形が三角になった為、そう名付けられました。今でも職人が江戸時代からの製法を守り続けながら作っていますので、形も昔のままの三角です。そして無添加ですから、自然の甘さを楽しめます。信頼できるお店です。
そして更にもう1つのお勧めをご紹介しましょう。それは、楼(たかどの)という和菓子です。その窪みは、日本の城などに見られる、建物の土台や礎石を表現しています。そして中に入っている小豆あんと栗が最高に合います。城の土台のように、しっかりとした関係が築けるように、ビジネスパートナーなどへの手土産げとして持って行くと縁起が良いと言われています。150年以上続く和菓子職人の技を味わってみて下さい。地図