訪日外国人観光客から注目浴びる日本のトンネル3
今回は日本のトンネル特集です。これからご紹介する3つのトンネルは、それぞれが個性を持っており特徴的です。外国人が日本を感じる「最先端技術」から「田舎の日本らしい感じ」が揃っています。どのトンネルも観光地として自信を持って世界へ紹介できる場所です。
関門トンネル
関門海峡の海底を通って、山口県と福岡県を結ぶトンネルを「関門トンネル」と言います(1958年に完成。全長780m。完成までに21年かかった)。今このトンネルが、外国人観光客の間で人気です。理由は、「歩ける海底トンネル」は世界でも珍しいから。それと、50年以上も前にこんな海底トンネルを造れる日本の技術力はすごい!という声も多く出ています。
こちらが歩道で、幅4m、地下60mにあります。上段には車道もあり、二重構造です。歩行者は無料で通行でき、約13分の楽しい水中トンネル散歩を楽しめます。
そしてここが山口県と福岡県の県境です。海底にある県境は珍しく、国籍問わず、多くの訪れる人々の記念撮影ポイントとなっています。
通過した先で「突破記念証」を発行してもらえるので、ぜひそちらを記念に。地図
Yamaguchi prefecture:
The Shimonoseki Strait Festival: Time Travel to the Edo Period!
Tsunoshima Ohashi: Japan’s No. 1 Bridge for Enjoying Magnificent Views
東京湾アクアライン
東京湾アクアラインは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ東京湾横断高速道路です。図のように、水中を車で一気に突き抜ける事ができます。
中間には、うみほたるPAがあり、どちらの方面から来てもUターンできる仕組みになっています。片道料金だけ支払い、ドライブし、このうみほたるでゆっくりする人も多いです。写真のように夜景が綺麗なので、デートスポットとしても人気ですよね。
これはカッターフェイスというもの。工事の時に実際に使用した、14.14mの刃です。こちらも見るべきポイントの1つです。
羽田空港や東京駅からアクアラインを通過する高速バスが出ている為、自然と水中トンネル観光が訪日外国人観光客の目にとまるのです。地図
土合駅
「日本一のもぐら駅」と呼ばれている駅が群馬県にあります。その理由は、上りと下りのホームの高低差が、70.7mもあるからです。なので、駅の反対に行くには、階段を使って約10分も歩く必要があります。
https://www.flickr.com/photos/rail02000/
上りホームに行くには、462段、全長338mのこの階段を登らなければいけません。(地上に出る途中に+24段あるので、合計486段)
実際に地上に出た所に「土合駅」があります。地下、地上、もぐら、と表現しているので錯覚してしまいますが、実はここは山岳地帯です。なので、標高が高いです。(下りホーム標高583m、上りホーム標高653.7m)
谷川岳の登山客しか利用しないような、田舎の無人駅だった土合駅が、今徐々に観光地として有名になってきています。関東の駅百選にも選ばれている、珍しい駅です。
もぐらというニックネームに惑わされて、薄着で行かないようにしましょう。夏でもひんやり寒いです。必ず長袖の衣類を準備。地図
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