江戸時代の必須アイテム「根付」 ― 現代に受け継がれる日本伝統の芸術品
その昔、我々は着物に使用する小道具として「根付」という小物を使っていました。現代でも、その芸術性から根付は非常に高い価値が付けられ、数千万円で取引される事もある程。今回の記事では、根付とは何かあまりピンとこない方の為に、概要とその歴史的背景を解説します。
根付とは?
江戸時代に煙草入れや印籠、巾着などの提げ物を、紐で帯から吊るす時に用いた留め具。用途上、帯に引っかかったりしないよう、製造には巧みな技術が必要とされる。また、ファッションの一部として見なされていた為、デザイン性も重要視されていた。
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使われるようになった理由
着物にはポケットが無かった。その為、江戸時代では小物を持ち歩く際、皆このような形態をとっていた。
使われていた材料
象牙やウニコール(一角鯨の角)と言った動物の角、黄楊(つげ)などが使われていた。
どの材料も非常に高価であり、江戸時代に入手するのは非常に困難な場合も多かった。
芸術的な根付の数々
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mystudy/kikite/kikitetop.htm
現代にも息づく根付とは?
日本人は、小物をジャラジャラと付けるのがとても好き。携帯電話にアクセサリーを付けるのは日本発祥とされているが、この携帯電話ストラップの由来が根付であると言われている。