日本人でも間違える「神社」と「お寺」の参拝方法の違い
神社とお寺の違いを知っていますか?また、神社とお寺の参拝方法の違いを知っていますか?見た目はとても似ているそれらですが、実は違いがあります。
今回は、神社とお寺の「根本的違い」と「参拝方法の違い」についてです。神社仏閣は、海外から見る日本の大きな観光資源・特徴の1つですので、日本人がまずはそれらについて知っておきましょう。
神社とお寺の違い
<神社>
鳥居があり、日本の神様がいる場所。鳥居は、神様の世界と人間の世界を分ける意味がある。神様は自然の中にいるとされ、目に見えない。仏像はない。
<お寺>
鳥居はなく、僧などが修行をする場所。仏像が置かれている事が多い。仏像=仏様で、神様が目に見える状態になっている。
神社とお寺の参拝方法の違い
<神社の参拝方法>
1. 鳥居の前で一礼して入る。
2. 本堂に続く参道は端を歩く。真ん中は神様が歩くとされている。
3. 本堂に入る前に、手水で手と口を清める。右手で柄杓を持ち、一杯だけ水を汲み、左手にかける。柄杓を左手に持ち替え、右手にかける。また右手に持ち替え、左手に水を溜めて、その水を口に含みすすぐ。柄杓から水を直接口に運んではいけない。最後に残った水を、柄杓を縦にするようにして、持っていた柄の部分に流し、柄杓を元の位置へ戻す。
4. 本堂についたら鈴を鳴らし、神様に到着を知らせる。家のチャイムの意味。
5. お賽銭を納める。金額については決まりはない。気持ちが大事。
6. 二回お辞儀し、二回手を打ち、手を合わせてお祈りした後、もう一度一回お辞儀をする(二拝二拍手一拝)。その際、頭の中で自分の名前と住所、感謝の気持ち、誓いを伝えると良い。
7. 鳥居を出る時に、振り返り一礼して出る。
<お寺の参拝方法>
1. お寺の入口で一礼して入る。敷居は踏まずに跨ぐ。跨ぐ行為は、和室でも同様のマナーがある。
2. 手水は神社と同じ。
3. 本堂の前に立ち、お賽銭を納める。
4. 手の平を合わせ、そのまま一礼する(合掌)。手は叩かない。
まとめ
神社とお寺の参拝の仕方で一番大きく、そしてわかりやすい違いは、手を叩くか叩かないかである。また、参拝時の注意点は、順番が大事である事。例えばよくある間違いは、お賽銭を投げた後、鈴を鳴らす事。到着を知らせる前にお賽銭を投げても意味がないので注意が必要です。
このような伝統的ルールは、実際、日本に興味を強く抱く外国人の方のほうが詳しかったりします。ぜひ、正しい参拝方法・違いを覚えておき、日本人として自国の文化を教えてあげてください。